はるぴーが聴覚支援学校に通い始めて10日が経ちました。
学校での社会生活に少しずつ慣れてきてくれています。
今回は、支援学校でのはるぴーの様子や聴力測定の結果などについて記事にまとめようと思います。
支援学校での様子
入学式をむかえ、新しい生活が始まり、はや10日が経過しました。
はるぴーが学校に馴染めるのかどうか心配していましたが、やさしい先生方の支援もあり、楽しみながら日々学校で学ぶことが出来ているのでひとまず安心しています。
聴覚支援学校に入学する前は、基本的には家の中では、割と自由に過ごしていたはるぴーですが、学校ではみんなが気持ちよく過ごすために決められたルールやルーティンを守らなければいけません。
1歳児といえども、先生方は割としっかりめにそのあたりを指導してくださるのが、とても印象的です。
登校時には、カバンから自分のハンドタオルを取り出して、決められた場所にちゃんとかける。
必要なものをカバンから取り出したあとは、自分のロッカーにカバンを入れる。
下校時は今までつけていた名札をケースのなかに入れる。
たとえ1歳児であろうと、自分のものと他人のものをちゃんと区別させてルールを守らせようとする先生方の姿勢がとても勉強になりました。
今までは家にあるおもちゃはすべて自分のもので、他人の所有するものがあるという考えがあまりはるぴーにはなかったと思うので、はるぴーには衝撃的な体験だとは思います。
あと、はるぴーが先生に何かしてほしいコトがあるときや、何かもらいたいモノがあるときに、はるぴーに「ちょうだい」とジェスチャーをさせてからでないと、モノを渡さないようにされていたのも印象的でした。
家では、はるぴーがほしいモノがなんとなくわかってしまい先回りして渡してしまうこともありましたが、自分の意思を伝える練習をするためにも、はるぴーが「ちょうだい」のジェスチャーをするのを待ってから、家でもモノを渡す習慣をつけたいと思います。
支援学校では、先生におうたをうたってもらったり、おどりを教わったり、ふれあいあそびや布などを使ったあそびを教わったりしながら過ごすことが多いです。
また、季節の行事を大事にされており、こいのぼりを自分で作ったり、段ボールで作られた大きなこいのぼりの中をくぐったり、こいのぼりの童謡を先生にうたってもらったりとこの時期ならではの体験もさせてもらっています。
はるぴーに何か先生から指示をするときは、口語や手話で本人に伝えてくれるのですが、同時に、はるぴーに写真をみせて、これから何をするのか、どこに行くのか、どの先生に会いに行くのかなどを伝えるようにされています。
例えば、教室に入るときは教室の入り口の写真をみせたり、聴力測定に行くときは、測定室の先生の顔写真をみせ、その後測定器の写真をみせたりしてくださります。
保護者も先生と同じように、必要な場面で必要な写真をこどもに見せれるように、先生と同じ写真集をつくっています。
耳の障害のせいではるぴーが先生の指示をうまく聞き取れなかったときでも、写真を見て何をすべきかがわかるので、はるぴーの負担はかなり軽減されるのだろうと思います。
支援学校では、定期的に聴力測定をしてくださるので、今のこどもの聴力がどれくらいかを把握することができます。
今日も、はるぴーの聴力測定をしてもらいました。
結果は周波数によって少しバラツキがありましたが、20dB~35dBの音の大きさで反応がありました。
35dBというと、それなりにきこえているのではないかという印象を受けると思うが、やはり健聴の子と比べると聞こえにくさはあるということを親御さんたちには理解していてほしいと先生からは言われました。
健聴者が自分で自分の耳を指でふさいだときの聞こえ方、それをイメージして接するとちょうどいいと思うと言われました。
教室に戻ったあとは、先生がはるぴーの死角から、大きな太鼓を叩いてくれたのですが、振り向いてその太鼓の存在に気づくことができました。
先生が叩いていると、自分でも叩きたくなるようで、自分でバチを持って、大太鼓を何度も力強く叩いて遊んでいました。
音が鳴っていることを視覚的にわからせるために、先生がスーパーボールを太鼓の面にいくつか転がしてくれました。
はるぴーが太鼓の面を叩くと、ボールが高く宙にあがりながら太鼓の外にこぼれていきました。
その様子をみて、はるぴーは本当に太鼓をたたくのが好きなんだなぁと再認識させられました。
先生からは、「上手、上手、すごいね」と言われて、本人はまんざらでもない顔をしていました。
でも、力強く叩きすぎです。先生、スーパーボールを拾うの大変そうだったよ。
そんなこんなで中身の濃い教育支援をおおよそ1時間半ほど受け、はるぴーは家に帰ります。
学校で頑張ってくれたぶん、帰りの車での移動中や家に帰ってきたあとは、お昼寝をしてくれます。
春から学校生活頑張ることができてすごいね、はるぴ!
良い先生方に巡り合うことができてよかったね!
最近のはるぴーのお気に入りの絵本とおもちゃ
備忘録もかねて、最近はるぴーがハマっている絵本やおもちゃを紹介したいと思います。
はるぴーと同じ絵本を読んだり、おもちゃで遊んだりしているお友達がいたら嬉しいです。
たんぽぽのはら
春になり道端にきれいなたんぽぽが咲き始めました。
この絵本はきれいなたんぽぽの絵とそのたんぽぽに集まってくる生物たちが描かれた絵本です。
この絵本を読んだ子はみんな、たんぽぽが好きになるように感じます。
こいのぼりくんのさんぽ
聴覚支援学校でこいのぼりを実際に作ったという経験が大きいと思いますが、楽しんでみてくれています。
こいのぼりくんが仲間をのせて、おそらのさんぽをする様子が描かれています。
途中でトラブルに見舞われますが、仲間の力で無事に乗り越えます。
ベビラボ アンパンマン "脳を育む" 教えてつみつみバス
アンパンマンの世界に出てくるキャラクターが、1歳児にもつかみやすいサイズの人形になっており、バスの上に載せて遊ぶことができます。
人形を重ねて何段も積むことができるので、はるぴーも何段か人形を積んで遊んでいます。
バスにキャラクターを載せると、キャラクターが喋ってくれるモードと、今載っている人形の数を教えてくれるモードがあり、数の概念を理解するトレーニングをすることもできる知的玩具です。