早いもので1学期が終わり、夏休みに入りました。
この1学期は、はるぴーにとって衝撃的な出来事があった期といっても過言ではありません。
1学期の間を振り返り、はるぴーの成長を記録に残しておこうと思います。
1学期の振り返り
学期を振り返って、一番変わったなと思うことは、手話の模倣と自発が圧倒的に増えたことです。
今のはるぴーにとって手話は自分の意志を相手に伝えるための大切な言語となっていると感じます。
正直、今のはるぴーは、手話と指差しで自己主張がある程度できるので、学校や家では音声で話さずともあまり不自由は感じていないのではというふうに見えます。
もう一つ変わったなと強く思うことは、人工内耳についての向き合い方です。
1歳のときは、親が耳に着けてくるから着ける、嫌だから外すといったように見えました。
今は、音が聞きたいから着けるというふうに変わってきているように見えます。
逆にいえば、今は音がきこえなくても問題ないと本人が思っている場面では、なかなか着けようとしてくれなくなりました。
例えば、朝にお腹が空いて起きたときは、人工内耳より朝ごはんが優先です。
起きてすぐに、手話で、「食べる」「(ロール)ケーキ」と主張してきます。(最近は朝ごはんにロールケーキを食べることにはるぴーはハマっています)
のどが乾いていたら「水」といってきます。
こちらも、はるぴーが人工内耳をつけていないときは簡単な手話で会話します。
「食べる」「ケーキ」と言われたら、「待って」と言って、冷蔵庫に向かい、ドアを開け、ロールケーキを取り出します。
そこからひと切れお皿にとって、ベビーチェアで待っているはるぴーにロールケーキを持っていってあげます。
はるぴーが、「ちょうだい」というので、「いいよ」と返事をし、「いただきます」の手話を促します。
お皿のロールケーキがなくなり、まだほしいときは、「おかわり」の手話をしてきます。
1日3切れまでにしているので、3切れ目の前には、「さいご」の手話をします。
はるぴーも「さいご」「わかった」と返事をしてくれます。
4切れ目を欲しがったときは、「おわり」といい、納得してくれるまで粘ります。
はるぴーが折れて、「おわり」「ごちそうさま」と言ってくれたら、ベビーチェアから下ろします。
もちろん、食事の途中でも、はるぴーが音が聞きたいと思ったら、自ら自分の耳を指して、人工内耳を着けてと要求してくるので、そのときはすぐに着けてあげます。
親としては、人工内耳をできるだけ長く着けてほしいという気持ちがあるので、はるぴーが人工内耳を着けたくなるように工夫をすることがよくあります。
例えば、朝ごはんを食べているときでも、我々夫婦がゲラゲラ笑いながら楽しそうに会話をしていると、はるぴーもその会話に参加したくなって、耳を着けてとお願いしてくれることがあります。
また、はるぴーのまえでえほんを開いて、読んであげたり、おうたをうたってあげたりすると、音がききたくなって、耳を着けてとお願いしてくれることが多いです。
イヤイヤ期ということもあり、自分が納得しないとなかなか人工内耳を着けないというのが今のはるぴーです。
1日の装用時間の平均は10時間ほどですが、気分によってはなかなかつけてくれず困らされることも多くなりました。
学校では、新しい学年になり、組もかわったことで、クラスメイトの面子も変わり、最初は緊張してなかなか笑顔がでなかったはるぴーですが、1学期の終わり頃になると、緊張はとけ、笑顔が出て、声も比較的よく出るようになりました。
朝イチで人工内耳の点検があるのですが、自分で人工内耳を外し、転落防止のストラップから外し、先生に点検をお願いすることができるようになりました。
イヤーモールドを自分で綿を使って拭くことができるようになりました。
相変わらず電車や車などの乗り物のおもちゃが好きなのですが、それに限らず、色んなおもちゃで遊ぶようになったり、おともだちが遊んでいる様子やおもちゃに興味を持って観察するようになりました。
先生からの「さようならのあいさつ」が終わったあとは、おともだちや先生とハイタッチをしてから教室を出るのが大好きです。
こいのぼりのイベントや七夕のイベントなど、去年と同じく季節のイベントもたくさん経験させてもらいました。
去年と比べ、色を塗ったり、のりをつけて貼ったり、身体を動かしたりすることが、上手になり、楽しんでできるようになりました。
保育相談部の先生方には本当に良くしてもらっていると心から思っています。
家では、お母さんやお父さんにおうたを歌ってもらうのが好きです。
例えば、バスの童謡を歌っているときに、歌の途中で、「ききー(バスがとまる音)」というと、はるぴーも「ききー」といっしょに歌ってくれたり、「おおー」というと「おおー」と歌ってくれたり、一部いっしょに歌えるところがではじめました。
手話が自然に表出する分、苦手な音声で話してくれる割合が、手話と触れ合っていない人工内耳装用児と比べると少ないのかもしれません。
ただ、指差しするときには、必ず声は出してくれるし、発音しやすい単語は音声でも表出するようになりました。
例えば、ペットショップに行き、犬を見かけると「ワンワン」、魚を見かけると「スイスイ」と自発的に教えてくれるようになりました。
どこかに出かけるときは、「ゴー」と言ってくれたり、ケーキが食べたいときは「ケーキ」、ゼリーが食べたいときは「ゼリー」と言います。
家や学校で使う単語は、音声だけでもかなり理解しているように見えるので、手話だけでなく音声での表出ももっと増えてほしいなとは思います。
聴覚支援学校の先生は、手を動かすより口を動かすほうが楽だと気づき始めたら音声のほうが増えてくると思うと言っていました。
はるぴーも家で人工内耳を着けたがらないときもでてきて、学校での手話も少しずつ高度化していっているので、我々親も手話を活用しながら子育てしていきたいと思っています。
人工内耳が急に壊れたり、バッテリー切れになって急に聞こえなくなったりすることもあり得るので、少なくとも簡単な手話はできたほうがよいと最近思います。
音声でももっと喋るようになってほしいけれど、手話を使いたがる息子の気持ちも尊重したいという複雑な心境です。
妹ができたということも、はるぴーにとっては衝撃的な出来事であったことは間違いありません。
頑張ってお兄ちゃんとしての振る舞いをしてくれていることがありがたいです。
はるぴーと妹のこはぴーとの話や難聴のはるぴーと健聴のこはぴーの新生児の時の違い等に関しては、書きたいことが多いのでまた別の記事にして出そうと思っています。
1学期もほとんど体調を崩さず、元気に学校に通うことができました。
1学期お疲れさま、はるぴー!
がんばったね!