今までに、花粉症の薬を飲んで、あまり効かないなと感じたことはありませんか?
また、薬を飲んで、眠気が出たり、口が乾いたりした経験はありませんか?
花粉症治療薬を買うときは、しっかり効いてくれて、しかも眠気や口の渇きがでにくいものがいいですよね。
そんな効果重視の方には、タリオンARがおすすめです!
この記事では、花粉症などのつらいアレルギー性鼻炎に悩まされている方向けに、タリオンARの特徴、有効成分、注意点について薬剤師ゆうが解説していきます。
タリオンARの特徴
タリオンARの特徴は、以下の4つです。
- 速やかに体内に吸収され、花粉やハウスダストなどによるくしゃみ・鼻みず・鼻づまりといった症状の緩和に効果を発揮する。
- 食前・食後を気にする必要がなく、いつでも服用でき、1日2回で24時間効果が持続する。
- 鼻にはしっかり効いて脳には入りにくい第2世代の抗ヒスタミン薬で、眠くなりにくい。
- 第1世代抗ヒスタミン薬と比べ、唾液の分泌を減らす抗コリン作用が少ないため口が渇きにくい。
タリオンARは、服用後、速やかに体内に吸収され、花粉やハウスダストなどによるくしゃみ・鼻みず・鼻づまりといった症状の緩和に効果を発揮します。
具体的には、約1時間で薬が効いてきます。
また、食前・食後を気にする必要なく、いつでも服用でき、成人(15歳以上)の方は、1回1錠を1日2回、朝と夕に服用することで、効果が1日中持続します。
比較的外出先で食べることが多くなる昼食のときに、薬を服用する必要がないので、薬の飲み忘れを防ぐことができます。
タリオンARは、第2世代抗ヒスタミン薬に分類されるアレルギー専用鼻炎薬で、鼻にはしっかり効いてくれ、脳には入りにくいため眠くなりにくいといった特徴があります。
また、第1世代抗ヒスタミン薬と比べ、抗コリン作用が少ないため口が乾きにくいです。
抗コリン作用とは、副交感神経を調節しているホルモンであるアセチルコリンの働きを抑える作用です。抗コリン作用により、口の渇きや便秘、尿がでにくい、眼圧があがるなどの症状がでることがあります。
アレルギー専用鼻炎薬には、第1世代抗ヒスタミン薬と第2世代抗ヒスタミン薬の2種類に分類されます。
第2世代抗ヒスタミン薬は、第1世代抗ヒスタミン薬の弱点を補う目的で開発された抗ヒスタミン薬で、主に以下の3つの点で第1世代抗ヒスタミン薬と比べ優れています。
- 脳に薬が入りにくくなったため、眠くなりにくい
- 抗コリン作用が弱くなったため、口が乾きにくい
- 症状発現の予防効果がある
タリオンARの有効成分
タリオンARの有効成分は、ベポタスチンベシル酸塩です。
ベポタスチンベシル酸塩は、第2世代抗ヒスタミン薬で、ヒスタミンの作用を抑えることでくしゃみ、鼻水・鼻づまりといった症状の緩和に効果を発揮します。
また、薬が脳に入りにくいため、薬を服用しても眠くなりにくいです。
ただし、薬が全く脳に入らないというわけではないため、人によっては眠気が出たり、注意力が低下したりすることがあります。
薬を服用することで、今出ている花粉症などのアレルギー症状だけでなく、新たに体内に入ってきた花粉に対して、反応しにくくなる予防効果があるので、毎日継続して服用することで、タリオンARの効果を最大限にすることができます!
タリオンARの注意点
タリオンARの注意点は、以下の4つです。
- 眠たくなりにくい成分ではあるが、眠気が出る場合があるため、服用中は乗物又は機械類の運転操作をしない。
- 腎臓病の人は身体からの薬の排泄が遅れるおそれがあるので服用しない。
- 他のアレルギー治療薬やかぜ薬や乗り物酔いの薬などには抗ヒスタミン薬が含まれることがあるので、成分の重なりに注意する。
- 服用前後は飲酒しない。
タリオンARは第2世代抗ヒスタミン薬のため、第1世代抗ヒスタミン薬と比べ、眠くなりにくいです。
しかし、人によってはそれでも眠気がでてしまう場合があります。
知らず知らずのうちに、脳の活動が低下していることがあり、この現象をインペアード・パフォーマンスと言います。
そのため、タリオンAR服用中は、車の運転など、乗り物の運転や、危険を伴う機械類の操作は避ける必要があります。
また、タリオンARの有効成分ベポタスチンベシル酸塩は、腎臓で主に排泄される薬のため、腎臓病などで、腎臓の機能が著しく低下してしまっている方は、薬の排泄が遅れるおそれがあるので服用できません。
抗ヒスタミン薬は、アレルギー治療薬だけでなく、かぜ薬や乗り物酔いの薬などに含まれていることが多いため、知らず知らずのうちに成分が重なって服用してしまわないように十分注意してください。
また、服用前後に飲酒すると、アルコールにより強い眠気が引き起こされることがあり、危険です。
この記事が、皆さんの商品選択の参考になれば幸いです。