今日は聴覚支援学校に行ってきました。
今回が3回目の聴覚支援学校です。
前回、聴覚支援学校に行ったときに、はじめて補聴器をつけました。
それから約2週間が経ったので、補聴器装用時の聴覚検査や補聴器のメンテナンスの仕方について今回教わりました。
補聴器装用からの2週間
今から約2週間前からはるぴーは補聴器を付け始めました。
少しでも多くはるぴーに音を届けるためにできるだけ長く補聴器をつけるようにしています。
はるぴーはたまに耳を触ることはありますが、基本的には嫌がらずに起きているときは補聴器を装着できていると思います。
はるぴーが起きているときは、できるだけ手話を使いながら絵本を読んであげるようにしています。
我々夫婦は手話初心者なのですが、はるぴーに絵本を繰り返し手話を使って読むことで、手話の反復練習になっています。
はるぴーも絵本や手話をみて喜んでいるので一石二鳥です。
はるぴーの成長に合わせて色んな絵本をはるぴーに読んで、それに合わせて我々夫婦の手話レベルもあげていければいいと思います。
先週にも新しく絵本を買って、はるぴーが興味津々にみてくれたので紹介したいと思います。
Sassyのあかちゃんえほん がおー!
絵本の中に色んな動物が順番に登場します。
カラフルで鮮やかな色使いで、子どもの興味をひきます。
子どもが色々な動物の名前を覚えるのに適している本だと思います。
ミッフィーのシェープブック ミニ おはようミッフィー
ミッフィーといっしょに「おはよう」や「おやすみなさい」などのごあいさつの言葉を覚えることができます。
ミッフィーのシルエットを活かしたシェープブックになっています。
補聴器を本格的につけ始めてからはじめて近場にお出かけにも行きました。
お寺とその横にある公園に行ったのですが、家では聞くことのできない様々な環境音をきかせてあげれたのではるぴーには良い経験になったと思います。
はるぴーを抱いて公園を歩いているときにふと、はるぴーの耳を見ると、片方の補聴器が外れていることに気づきました。
割とこまめに補聴器がついているか目視で確認していたのですが、いつ補聴器が外れたかはわかりませんでした。
補聴器に落下防止ストラップを着けていたため、幸いにも補聴器を失くすことはなかったのですが、もし落下防止ストラップを着けていなかったらと考えるとヒヤッとします。
個人的には、補聴器を付け始めたと同時に落下防止ストラップも着けるべきだと思います。
Amazonなどのネット通販で検索すれば購入できますし、100均の眼鏡用落下防止ストラップを代用されている方や自作されている方もいらっしゃいます。
補聴器を失くしたら、せっかくの楽しいお出かけも台無しになってしまうので、落下防止ストラップをつけて、失くすリスクを減らしたうえでお出かけを楽しみたいと思います。
3回目の聴覚支援学校
聴覚支援学校に行くのはこれが3回目です。
少しだけ聴覚支援学校にも慣れてきて、担当の先生からも「お父さん、少し慣れましたか?」と言っていただけました。
妻はまだ慣れずに緊張するようです。
聴覚支援学校では、近々体育祭があるようで、学生さんたちが学校をきれいに清掃していてなんだか清々しい気持ちになりました。
休み時間に男女仲良くグラウンドでサッカーをしている様子を見ることができ、将来はるぴーにもあの子達のような仲の良い友達がたくさん出来るといいなと思いました。
まだ少し先の話ではありますが、聴覚支援学校に通うか、地元の小学校に通うか決めるのもなかなか難しい判断にはなりそうです。
今回はまず、補聴器装用から約2週間が経過したので、CORによる聴覚検査で、聞こえ方に変化があるかをみてもらいました。
結果は前回の聴覚支援学校でのCORによる検査とほとんど変わらず、補聴器装用時で平均して65dB程度聞こえているという結果でした。
一般的に日常生活で使われている会話の大きさは40dBから60dBの中に入ります。
母音は60dB程度聞こえていたら、聞き取れるとされていますが、子音は種類によっては40db聞こえていても聞き取れないものもあります。
例えば、日本語では「す」や「ふ」の音、英語では、"s"や"th"の音が聞き取りにくいことが知られています。
はるぴーは今のところ補聴器を装用していてもデータ上は会話が聞き取りづらいことがわかっています。
継続して補聴器装用することで、聴力が回復する例もあるので、また3週間後に聴覚支援学校でCOR検査をしてもらうことになりました。
家の中では、はるぴーとの距離が近いので一般的に日常生活で必要とされる会話のdBよりも大きい音で、声をはるぴーに伝えてあげることができると思います。
今回、補聴器のメンテナンスの仕方についても教えていただきました。
イヤーモールドは毎日アルコールを染み込ませた脱脂綿で拭くと良いそうです。
1日しっかり補聴器をつけるとどうしても耳あかがついたり耳の脂がついたりしてしまうので、寝る前の清拭が欠かせません。
ドラッグストアなどで脱脂綿と消毒用エタノールを買ってきて、4cm×4cm程度に脱脂綿を切ってフタができる容器に入れ、消毒用エタノールを適度に染み込ませると良いです。
ちなみにはじめから消毒用エタノールを脱脂綿に染み込ませ個包装にしてある商品もあります。
私はめんどくさがりで不器用なので、個包装の商品を使っているので紹介します。
電池に関しては、使い始めた日を記録しておけば、次回いつ電池がなくなるか予測できるようになるとアドバイスをいただきました。
まだ補聴器の電池をかえたことはないのですが、2週間ほど装用したので、そろそろ電池がなくなる頃かなぁと担当の先生には言われました。
電池はすでに買っているので、いつ電池の残量がなくなっても大丈夫なようにはしています。
ちなみに補聴器の電池ですが、補聴器専門店や眼鏡屋さんなどの実店舗で買うよりも、ネット通販でまとめ買いするほうがお得です。
試しに地元の眼鏡屋さんで電池を買ったら、8つ入りで税込660円でした。
Amazonで買うと6つ入り10パックで税込2000円でした。
電池1つあたりの値段の差は歴然としています。
電池は小さくて誤飲しやすいため、電池交換の際に外した電池は子どもの手にふれるところには置かないようにしたほうが良さそうです。
はるぴーはまだ何でも口に入れてしまうお年頃です。
おうたあそびと絵本の読み聞かせ
聴覚検査のあとは、相談室でおうたあそびを教えてもらいました。
今回はいっぽんばしとじぞうさんを先生に教えていただき、親子でいっしょにおうたあそびをしました。
どちらも有名なわらべうたのため、ご存じの方も多いかもしれません。
人前で歌を歌いながら、からだを動かすことに慣れていないので、少し恥ずかしかったですが楽しかったです。
お家でいっぱい歌って、はるぴーに喜んでもらいたいと思います。
はるぴーに普段よみきかせている絵本の中から1冊絵本を持っていって、普段している手話があっているかをみてもらいました。
日本語では同じ単語でも、手話では実際のものをよりイメージしやすい手話を選択して話したほうが伝わりやすいそうです。
例えば、「食べる」という手話でも、白ご飯を食べるときは、左手に茶碗、右手に箸をもって食べるような動作の手話、ハンバーガーを食べるときは、ハンバーガーを両手にもってかぶりつくような動作の手話が適しているようです。
今回持っていった本は、色んな野菜を切って料理を作っていく絵本だったのですが、野菜を切る場面で、はるぴーを野菜にみたててはるぴーの腕とか足とかをトントンするのもおもしろいかもとアドバイスしてもらいました。
絵本の読み聞かせの際に、よりはるぴーも絵本の内容に入り込んで、五感も鍛えられるようになると思います。
集団保育
聴覚支援学校の担当の先生から、0歳時の集団保育が7月にあるけれども参加しないかとお誘いをいただきました。
集団保育に夫婦で参加することにしました。
はるぴーの難聴がわかってから、家族をはじめ、聴覚支援学校の先生や病院の先生、補聴器専門店の方々など様々な方に支えられてきました。
本当にありがたいことです。
SNSなどでは、難聴児を持つお父さんやお母さん、または実際に難聴の方々とやりとりすることがあります。
ただ、難聴児を持ち同じ境遇のお父さん、お母さんとのリアルでの交流は実はまだできていません。
今回、先生が0歳の難聴児を持つ聴覚支援学校に通うお父さん、お母さんが集まる機会を設けてくださることになりました。
ちなみに、トークテーマは「子育てをしていて楽しいこと」だそうです。
難聴児の子育ては大変なことも多いですが、楽しいことにフォーカスして話ができそうなので、前向きな話が聞けそうです。
地元ならではのトークもできるとうれしいです。
同じ0歳児でも、どちらかといえば少し先輩ベビーが多く参加する予定だそうなので、先輩ベビーの姿をみて、はるぴーの少し先の様子を想像することもできそうです。
今回の集団保育で、はるぴーにはじめてのお友だちができるかもしれません。
いいお友だちに出会えるといいな。
はるぴーの明るい未来と幸せをお父さんとお母さんはいつも願っています。