前日のPCR検査は陰性だったため、無事に今日からはるぴーは入院することになりました。
明日は両側人工内耳手術の予定日です。
手術についての説明をきいてきたのでブログにまとめたいと思います。
PCR検査
街を歩いていると、マスクを外して過ごされている方もだいぶん多くなってきたという印象を受けますが、コロナウイルスの感染者数は増えています。
そのため、はるぴーのかかっている病院では、コロナ対策が徹底されており、PCR検査で陰性の場合のみ入院が許されます。
また、付き添いは1人のみ許可され、付添人も抗原検査キットで陰性を入院前に証明する必要があります。
入院中の面会も基本的には禁止です。
妻には負担を強いることになりますが、入院中のはるぴーの付き添いは妻にお願いすることになりました。
妻に感謝です!
はるぴーもお母さんが常にそばにいてくれるので、入院期間中の不安も軽減されるはずです。
PCR検査自体は入院の1日前に、はるぴーは行い、陰性でした。
通常、PCR検査は病院横に併設されてある検査ブースで行われるのですが、はるぴーはまだ生後8ヶ月だったため、小児科で検査を受けました。
はるぴーは、PCR検査前の待ち時間もおとなしくでき、鼻に綿棒を入れたあとも、むせはしましたが泣かなかったため、偉かったと思います。
先生にも「えらいね、がんばったね!」とほめてもらいました。
もちろん我々夫婦もほめました。
付添人の妻も、入院当日に抗原検査キットで無事にコロナウイルス陰性であることが証明できたので、ホッとしました。
はじめての散髪
人工内耳手術では、耳の近くの皮膚にメスを入れて手術が行われるため、手術の邪魔にならないようにその付近の髪の毛をあらかじめ剃っておく必要があります。
そのため、病院に併設されてある床屋さんで髪の毛を切ってもらいました。
今まではるぴーは、床屋で髪を切ってもらったことがないので、これがはじめての散髪となりました。
はるぴーはまだ、ひとりではおとなしく座ることが難しいため、妻がはるぴーを抱いて椅子に座り、髪の毛を切ってもらいました。
最初は機嫌よさそうに、黙って鏡にうつる自分の姿や、テレビをみてくれていました。
ただ、耳のまわりを剃られるのが気持ち悪いのか、いざ髪の毛を切られ始めると、泣いて抵抗しました。
理髪師さんも、「じっとしとけって言っても、まだ無理だよなぁ」と言いながらも、スピーディーに髪を剃り上げてくださいました。
ごにょごにょ動くはるぴーでも、ちゃんと髪を切ることができるのは、さすがプロなだと思いました。
とはいえ、髪を切りに行くたびに、あんなに泣いてしまうのであれば、まだ床屋さんに連れていってあげられないなと思ってしまいました。
素人なりに勉強をして、しばらくは、はるぴーの髪の毛のカットを親がしてあげる必要があるのかもしれません。
プロのようには、うまくカットすることはできないと思いますが、それなりの見栄えになるようには、頑張りたいところです。
人工内耳手術について
明日、はるぴーは人工内耳手術を受ける予定です。
普段から、外来の診察でお世話になっている先生が人工内耳の手術も担当してくれる予定です。
今日は、人工内耳手術の前日ということもあり、先生から明日の手術についての説明がありました。
人工内耳手術を受けることにより、1対1での日常会話が可能になり、言葉だけでなく物音もわかるようになること、使用を続けることで聞こえがより良くなっていくことなどについて再確認しました。
ただ、人工内耳手術を受けることで、健聴者と同じような聴こえ方をするわけではなく、人工内耳の性能には限界があることについても再度説明がありました。
まず、聞こえ方として、特に最初は、金属的あるいは歪んだ音に聞こえることが多く、音質は必ずしも良くないこと、大人数との同時の会話や雑音下での会話はかなり難しいこと、音楽はあまりわからない方が多いことなどを説明していただきました。
人工内耳の性能に限界があるといえども、1歳以下で両耳に人工内耳手術を受けた場合、「本当に難聴者ですか?」って聞いてしまいたくなるくらいよく聞こえるようになる子もいるようです。
手術に伴う危険性と合併症についても説明がありました。
人工内耳手術の際に、術後出血、耳鳴り、めまい、顔面神経麻痺、味覚障害、感染などの合併症を引き起こすことが稀にあるようです。
はるぴーの場合は、まだ生後8カ月で全身の血液量が少ないため、大人に比べると出血のリスクが高くなることを説明されました。
ただ、それでも出血リスクはほとんどないと考えてくれてよいといわれました。
耳鳴り、めまいに関しても、人工内耳手術の際に設置する電極がより柔らかいものになったおかげで、昔に比べると起こしにくくなったようです。
内耳に電極を入れる際に、その手前にある骨に穴をあけて、そこから電極を入れるらしいのですが、その骨に顔面の神経と味覚の神経が通っており、影響が出る場合が稀にあるそうです。
一番リスクが高いのが感染で、特にその感染が人工内耳のインプラントにまで到達してしまうと、薬が効きづらくなってしまうので、最悪、インプラントを取り出す再手術が必要になってしまうそうです。
手術を受けた直後だけでなく、術後5年後、10年後にも起こりうるのが感染のため、インプラントが埋まっているところが赤くなっていないか、熱が2,3日続けて出てはいないかなど、常に気にかけて、早めに対処できるようにする必要があります。
先生からの今日の説明は、こんな感じでした。
明日は、午前中から手術が行われ、手術時間は6時間くらいの予定です。
手術の間は夫婦で共に、手術室の近くで待機することができるようなので、明日は、はるぴーの近くで手術が無事に成功するように祈りたいと思います。
頑張れ、はるぴー!