はるぴーはお風呂に入るときと夜に寝るとき以外は基本的に人工内耳をつけてくれます。
逆に言えば、お風呂に入っているときは音が全くきこえませんでした。
今週より人工内耳プロセッサーを防水仕様にできるアクアプラスをつけることで、お風呂やプールの中でも音をきけるようになりました。
アクアプラスデビュー
前回のマッピングの際に、言語聴覚士の先生よりそろそろ暑くなってくるしプールに入る機会もでてくるだろうから、アクアプラスデビューをしてもいいかもしれないと言われていました。
アクアプラスとは、人工内耳プロセッサーを防水仕様にするためのアクセサリーです。
プロセッサーに水が触れることを防ぐスリーブと防水仕様のアクアプラス専用コイルからなります。
スリーブに関しては、保険がきかないので自費で購入する必要があり、税込6600円で2個入りのものがコクレアオンラインストアから販売されています。
スリーブは最大50回まで繰り返し使用できるため、毎日お風呂の際に使用した場合、2ヶ月弱で新しいものに交換する計算になります。
コイルに関しては、保険がきくので、マッピングの際に言語聴覚士の先生に処方していただきました。
はるぴーが使っているコクレアN8のプロセッサーは、IP68の防水防塵性能をもち、濡れても壊れにくい機器のため、もしかしたら防水アクセサリーを使用しなくても壊れることはないのかもしれません。
ただし、メーカーから水場ではアクアプラスの使用が推奨されているので、お風呂やプールの際はアクアプラスをつけるようにしようと思います。
病院でアクアプラス専用のコイルを処方してもらった日にさっそくアクアプラスをつけてお風呂に入ってみました。
お風呂のなかでも、名前を呼んだらはるぴーがふり向いてくれたり、物音に反応してくれるようになり嬉しかったです。
ただ、耳にかける感触が嫌なのか、シャワーや湯船の水の音が嫌なのかはっきりしませんが、プロセッサーを自分の手で外してしまうことが割と多くありました。
個人差はあるものの水の音がうるさく感じて嫌がる人工内耳装用児が多いようです。
言語聴覚士の先生は、はじめはうるさく感じても、何度かその音をきくことで音に慣れていくから、仮に嫌がったとしても音をきかせて慣れさせてあげるとよいとおっしゃっていました。
また、はるぴーは普段から耳をよく触るので肩に人工内耳をつけているのですが、アクアプラスは耳にかけて使うようにしているので、この機会に耳かけに慣れてくれればいいなという期待もあります。
アクアプラスをつけたプロセッサーがはるぴーの耳から外れてお風呂のお湯に落ちた際、プロセッサーがどんどん水の中に沈んでいきました。
水面に浮かんでくれることを想像していたので、驚きました。
プールや海や川など外でアクアプラスをつけるときは転落防止措置をはかる必要がありそうです。
海や川の底に沈んでしまうと、運が悪いと二度と取り戻せないということになってしまうことにもなりかねません。
高価なものなので紛失は恐ろしすぎます。
肩かけの時と違い、耳にかけると気になってすぐプロセッサーを取ってしまいがちなはるぴーですが、特に水場では投げないように、本人に注意をしようと思います。
また、お風呂のときくらいは、人工内耳をつけずに育てたほうが良かったという親御さんもいました。
理由は、音のない世界で頑張って身振り手振りや表情や口もとをみようとする経験をあまりさせてあげられなかったというものでした。
一つの意見としてとても参考になりました。
人工内耳の電池が切れて、急に音がきこえなくなるという経験もいつかはるぴーもすると思います。
お風呂の中だけでも、聴覚情報に頼らずコミュニケーションをとる練習をするのも大切なことなのかもしれません。
まずは、はるぴーがお風呂の中でも、音がきこえるようになって嬉しかったです。
また、プールにも行こうね、はるぴー!