難聴児子育て

音入れから1週間

はるぴーは1週間前に音入れを行い、人工内耳を通して初めて音を知りました。

その後は人工内耳をつけ、様々な音をきく練習を日常生活でしています。

マッピングにも行ってきました。

音入れからのはるぴーの様子をブログにまとめようと思います。

音入れからのはるぴーの様子

音入れした直後は、音をきくことに慣れていないので人工内耳から聞こえる音の出力は、かなり小さめに設定されています。

ただ、それでも音入れ初日から木琴の音に反応をしてくれたためとてもうれしかったです。

この日はるぴーは、人工内耳のプロセッサーを通じて音を聞くというはじめての経験をしたため、疲れて昼の2時くらいから長いお昼寝をしました。

はるぴーは7時くらいになると起きてきたので、はるぴーの退院祝いと妻の付き添い入院の労いの意を込めて、晩ごはんに焼肉を食べに行きました。

そこの焼肉屋さんには、焼肉を食べながらおもちゃでも遊べる席があり、そこに案内されて焼肉を楽しみました。

はるぴー以外の子どもたちも、各々の家族のテーブルでおもちゃで楽しそうに遊んでいました。

斜め前のテーブルで焼肉を楽しんでいた男の子がおもちゃを勢いよく地面に落としてしまったのですが、その際に大きな音がしました。

はるぴーはその音がするまでは、おとなしくしてたのですが、音がしてからは、ぐずってしまいました。

音に反応して泣いたのか、たまたまタイミングが合い泣いたのかはわかりませんが、ひょっとしたら今の音きこえたんじゃないかと感じた瞬間でした。

その後、立って抱っこをしてあげると、落ち着いてくれたのでよかったです。

焼肉から家に帰ったあとは、はるぴーとお風呂にいっしょに入り、絵本を1時間くらいはるぴーに読んであげるとぐっすり寝てくれました。

翌朝、再度木琴を叩いてみると、音がした方向をはるぴーが見たため、人工内耳をつけると木琴を叩いた音が聞こえることを確信しました。

この日は、退院したはるぴーの様子を見に、お義母さんと義妹が来てくれており、はるぴーは妻、お義母さん、義妹の4人でいっしょに買い物に行きました。

明確な音に対する反応は、買い物中に見られはしませんでしたが、家から外に出た際にベビーカーに乗せているとぐずりました。

ただ、抱っこしてあげると落ち着きました。

義妹からべビザらスで音のなる赤い車のおもちゃを買ってもらいました。

はるぴーは気に入って遊んでくれていますが、遊んでいる際に、音がなっていることはまだ気づいていなさそうです。

お義母さんと義妹が来てくれた日の翌日は、私の仕事が休みだったため、妻とはるぴーと3人で買い物に行きましたが、やはり外に出るとぐずることがありました。

ところで、はるぴーはまだ上手につみ木を積むことはできませんが、両手につみ木を持って遊ぶことが好きです。

はるぴーがつみ木で遊んでいる時に、はるぴーの目の前でつみ木同士を打ち合わせて音を出したら手を止めて見ました。

死角から先ほどと同様につみ木同士を打ち合わせると、手を止めてキョロキョロと周りを見渡して、音源を見つけることができました。

日曜日には、私の弟の結婚式があったため、妻とはるぴーも一緒に参加しました。

チャペルでの管弦楽の演奏が鳴り響いている場面でも、みんなで讃美歌を歌った場面でも、披露宴会場でビデオが流れた場面でも、はるぴーは多少ぐずりはしましたが、途中眠たくなって寝てしまった時以外は、式中終始、人工内耳をつけることができました。

頑張ったと思います。

子ども用のおもちゃのタンバリンと楽器屋さんの本格タンバリンを母が式場に持ってきてくれたので、家に持ち帰り、はるぴーにそれらの楽器を叩いてみました。

子ども用のおもちゃのタンバリンは音量不足なのか、はるぴーは音に反応するような素振りを見せなかったのですが、本格タンバリンを叩くと、その音には反応したように見えました。

おもちゃと絵本とベビーチェア

今回も、はるぴーに買って喜んでもらったものを紹介したいと思います。


ピープル 5種の知脳ボタンで脳が育つ!知脳リモコン(R)

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はるぴーが入院中にお世話になりました。

リモコンの下の部分が、光るのではるぴーは興味深そうにボタンを触ります。

後、噛み心地が良いのか、大きな口を開けて口の中にリモコンを入れて噛んでいることも多いです。

ピープル ふしぎな鏡の自分に夢中 集中ドームミラー

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ドーム型の鏡になっていて、自分の顔が歪んでうつるのを楽しんで見ています。

後ろが吸盤になっているので、平面の場所ならつけることもできます。

吸盤のところが持ちやすいのか、はるぴーはいつもそこを持ち、振りまわしながら遊んでいます。

Sassyのちいくえほん いっこ にこ

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はるぴーの好きなSassyの絵本からまた1冊買いました。

ページをめくるたびに、描かれているものの数が増えていくので、数の概念を理解するのに向いている知育えほんだと思います。

カトージ プレミアムベビーチェアS(ナチュラルウッド)

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今まではソファーに座らせて離乳食を食べさせていたのですが、はるぴーの動きがどんどんダイナミックになり、ソファーでおとなしく座ってもらうのが困難になってきたので、ベビーチェアを購入しました。

簡単に組み立てれて、作りもしっかりしており、はるぴーもちゃんと座ってくれるので買って良かったです。

マッピング

最初の音入れからの1週間後に、人工内耳のプロセッサーのきこえ方を調節するマッピングをしてもらいに病院に行きました。

言語聴覚士の先生に木琴に反応したことを伝えると、人工内耳をつけたはるぴーの反応は十分すぎるくらい良いとのことでした。

人工内耳装用後のきこえの発達を調べる項目の一つに、楽器の音に反応するという項目があるようで、はるぴーはこの項目を初日から達成することができました。

言語聴覚士の先生が「今のプロセッサーの状態で太鼓を叩いてみますね」と言いながら、はるぴーの死角から太鼓を叩くと、はるぴーは振り向いてすぐに太鼓を見つけました。

言語聴覚士の先生から、「太鼓を見つけられるだけでなく、反応スピードも早くなった」と褒められました。

その後、右耳のプロセッサーからマッピングを行ってもらい、プロセッサーから出る音のきこえ方の調節をしてもらいました。

まず、1週間前の音入れの際に流した音をはるぴーにきかせ、その反応を先生は見ていました。

最初の音入れの時は、その音にびっくりして泣いてしまったはるぴーですが、今回は泣かなかったです。

先生は「この1週間でだいぶん音になれたね」とはるぴーに言っていました。

音の出力を上げても問題なさそうということで、プロセッサーの出力を上げたマップを作ってもらいました。

今回も前回と同様に4つのマップを作ってもらいました。

いちばん小さい出力の1のマップから2日ごとにひとつ大きい出力のマップに変え、最終的にはいちばん出力の大きい4のマップにするように言われました。

はるぴーの人工内耳プロセッサーの装用に関するデータも見せてもらうことができました。

まず1日の平均装用時間は8.7時間でした。

この時期の装用時間としては長い方のようで、言語聴覚士の先生から褒められました。

個人的には、寝ている時以外は極力つけるようにしていたつもりだったので10時間くらいかと思っていましたが、それよりかは少し短かったです。

ただ、先生から言われていた1日装用時間5時間の目標は、データでみても達成できていたので良かったです。

次に、コイルオフの回数、要するに人工内耳の磁石部分が頭から外れた回数は70回でした。

個人的には結構外れてるように感じており、それを示すデータだとは思いましたが、言語聴覚士の先生の見解的には多すぎるというわけでもないようでした。

はるぴーがコイルに使っている磁石は、いちばん弱い1/2という磁石らしいのですが、磁力が強いものすると、コイルをつけている皮膚が赤くなって腫れてしまう可能性があるとのことでした。

磁石は、その芯の部分が最も強くくっつくため、芯を意識して頭にコイルをつけるようにと言われました。

今回は、磁石の変更はせず、今の磁石のままで様子を見ることとなりました。

はるぴーが人工内耳プロセッサーを通して聞いている音のシーンもバランスよくきけていて良いとのことでした。

具体的に言うと、静寂下の話し声と雑音下の話し声が全体の2割ずつ、静寂下が3割、音楽と雑音下が1割5分ずつでした。

言語聴覚士の先生は、できるだけ色んな種類の音をはるぴーにきいてほしいとおっしゃっていました。

これからもたくさんの種類の音をきく経験をさせてあげたいと思います。

左の耳も同様にマッピングを行ってもらいました。

マッピングの際に気になったのは、楽器によって反応に差がある点でした。

太鼓を叩いたときは、すぐに音源を探して太鼓を見つける一方で、木魚や病院にあるタンバリンを叩いたときの反応は鈍かったです。

先生いわく、はるぴーは低い音には反応が早いが、高い音は気づきにくいとのことでした。

補聴器時代にもどちらかというと低い音のほうがまだ少しきこえていたので、低い音を聞く脳の神経回路は補聴器時代からある程度できていたのではないかと言われました。

何か日常生活で気になるったことはないかと言語聴覚士の先生からきかれたので、「買い物など外に出るとぐずるようになったが、音のせいか?」と尋ねました。

言語聴覚士の先生は、抱っこをすると落ち着くことと出力設定がまだ小さいことから、うるさくてぐずるというよりかは、僅かながらも音が聞こえることに不安になってぐずるのではないかと推察されていました。

マッピング中は、ぐずることなくおもちゃで遊びながら過ごすことができて、はるぴーはとても偉かったと思います。

マッピング後は、出力が上がったプロセッサーをつけた状態で家に帰りました。

今のところ、あまりぐずることなく過ごせていると思います。

また今後のはるぴーの様子も次のブログに書こうと思います。

はるぴー、リハビリ頑張ってるね!

偉いぞ!

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ゆう

薬に含まれる有効成分オタクで、どのようなメカニズムで薬が効果を示すか勉強することが好きです。 2016年薬学部卒業後、調剤併設型ドラッグストアで薬剤師として勤務しています。 薬を使う必要性や注意事項など、わかりやく紹介していきます。

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