難聴児子育て

人工内耳手術が終わりました

今日、はるぴーは両側人工内耳手術を受けました。

手術は午前中から行われ、無事終了しました。

手術後に、麻酔から覚めたはるぴーをみることができ、ホッとしました。

人工内耳手術

今日、2023年9月13日に、はるぴーは両側人工内耳手術を受けました。

手術は午前中から行われ、手術時間は6時間の予定でした。

今日は、とてもよく晴れた天気で、六曜でいう大安という日柄であったため、実はとても縁起のよい日でした。

今日は、手術の約1時間前に病院に行きました。

コロナウイルスが流行している影響で、病棟内には、はるぴーと付添人の妻しか入れないのですが、手術前に病院に着いていたため、はるぴーが病棟から手術室へ移動する際に、はるぴーの顔が見れたので少し安心しました。

はるぴーは、泣いたり、ぐずったりはしていなかったのですが、少し緊張したような面持ちに思えました。

マスクをつけていたということもあるかもしれませんが、いつも笑いかけたら笑顔で返事をしてくれるはるぴーが、手術前は笑わなかったです。

少なくとも、普段と違う場所にいて、これから何か普段と違うことが起こるということを、はるぴーは感じていたように思います。

医療スタッフ及び、妻とはるぴーと3人で手術の待合室まで移動し、そこではるぴーとお別れしました。

はるぴーに、ガッツポーズをしながら「がんばってね、はるぴー!」と言いました。

はるぴーもちゃんとガッツポーズをみてくれました。

妻は、はるぴーを抱いた状態で手術室まで付き添い、はるぴーが麻酔で眠るまではいっしょに手術室にいました。

麻酔がかかった後は、妻も待合室に戻り、夫婦いっしょにはるぴーの手術が成功するように祈りました。

手術中は基本的にどちらか一人は必ず待合室にいてくださいと言われたため、基本的には夫婦で待合室におりつつも、お手洗いや昼食をとりに行く際は交互に席を外すようにしました。

お手洗いに行った際に、偶然廊下で両耳に人工内耳をつけている4,5歳くらいの男の子とすれ違いました。

それなりに環境音のある場所でしたが、お母さんと会話をスムーズにしている様子が見て取れました。

その様子を見て、はるぴーともできるだけはやく、外でおしゃべりしながらいっしょに歩きたいと思いました。

手術時間は6時間を予定していましたが、少し伸びて6時間半くらいで無事終了しました。

予定時刻まで待っている時間も、ドキドキしていましたが、予定時刻を過ぎてからの1分、1分は特にドキドキしました。

名前を呼ばれ、無事手術が終了しましたと言われたときは、ホッとしました。

術後すぐ、先生より今日の両側人工内耳手術について説明を受けました。

まず、手術の際に起こりうる合併症として前日に説明を受けた、顔面神経麻痺と味覚障害についてですが、両方ともしっかり神経を温存したうえで手術ができたため、どちらも障害は起きないであろうと言われました。

ただ、人工内耳のインプラントの電極を挿入するために、穴をあける予定だった部分にそれらの神経があり、それらの神経を避けて穴をあけることが困難だったようで、回避策として内耳の骨に穴をあけて電極を入れたとのことでした。

電極の刺激に対し、しっかり反応があったので、人工内耳をつけることで音をちゃんと聞けるようになるだろうと説明を受けました。

はるぴーの場合、残存聴力はもとよりほとんどないので、あまり関係はありませんが、この手術で残存聴力はなくなった可能性が高いとの説明も受けました。

はるぴーが手術で使われた電極は、柔らかく体積も小さいため、蝸牛の構造自体の損傷リスクは、昔に使われていた電極と比べ少ないようです。

蝸牛の構造が温存されていると、医療技術の発展で、将来もし内耳再生や服薬などによりきこえるようになる技術が開発されたときでも、その技術を使える可能性が高いそうです。

今日は長い一日でしたが、手術が無事に終わって本当に良かったです。

長時間、手術をしてくださった先生方にも本当に感謝です。

手術後は、手術室から病棟にベッドで運ばれる間だけでしたが、はるぴーの姿を見ることができてよかったです。

頭に包帯を巻かれていたのが、痛々しくも思えましたが、数日で少しずつ痛みも引いていくと思います。

手術をしっかり頑張ってくれたはるぴーのことを誇りに思います。

がんばったね、はるぴー!

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ゆう

薬に含まれる有効成分オタクで、どのようなメカニズムで薬が効果を示すか勉強することが好きです。 2016年薬学部卒業後、調剤併設型ドラッグストアで薬剤師として勤務しています。 薬を使う必要性や注意事項など、わかりやく紹介していきます。

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