今までに、しつこい便秘に悩まされたことはありませんか？
何日も便秘が続いてしまうと、苦しいですよね。
市販の便秘薬を飲んでも、なかなか便が出ない経験をされた方も多いと思います。
今回は、しつこい便秘に対してしっかり効いてくれる便秘薬のコーラック、コーラックⅡを紹介させていただきます！
この記事では、つらい便秘に悩まされている方向けに、コーラック、コーラックⅡの特徴、有効成分、注意点について薬剤師ゆうが解説していきます。
コーラック、コーラックⅡの特徴
コーラック、コーラックⅡの特徴は、以下の４つです。
- いつも便秘で悩んでいる人におすすめのコーラックとリッチな処方でスルッと出したい人におすすめのコーラックⅡがある。
- ５層コートの錠剤になっていて、胃で溶けず、腸でしっかり効く。
- 慢性便秘にも効果を発揮する有効成分が配合されており大腸を刺激して腸のぜん動運動を促進する。
- コーラックⅡには硬くなった便に水分を浸透させて適度に軟らかくする有効成分も配合されており、症状にあわせて飲む量を調節できる。
コーラックには、大腸を刺激して、しっかりと便を押し出してくれる有効成分ビサコジルが含まれています。
そのため、大腸を刺激しないタイプの便秘薬や、生薬や食物繊維のはたらきを利用した便秘薬と比べ、便秘に対して優れた効果を示します。
普段から便秘で悩んでいる方には、コーラックがおすすめです。
コーラックⅡには、有効成分ビサコジルに加えて、便を柔らかくしてくれ、スムーズに排便しやすくしてくれる有効成分ジオクチルソジウムスルホサクシネート（DSS）が配合されています。
そのため、スルッと便を出したい方は、コーラックⅡがおすすめです。
コーラック、コーラックⅡは、５層にコーティングされている錠剤で、胃で溶けず、腸で溶け、しっかり効くように作られています。
慢性便秘にも効果を発揮する有効成分ビサコジルが含まれているため、しつこい便秘に対しても効果が期待できます。
ビサコジルは、大腸を刺激して、腸のぜん動運動を促します。
ぜん動運動とは、胃や腸が食べ物を送り出すために、伸びたり縮んだりする運動のことをいい、この運動により、食べ物は最終的に肛門まで運ばれます。
コーラックⅡには、硬くなった便に水分を浸透させて適度に軟らかくする有効成分ジオクチルソジウムスルホサクシネート（DSS）が配合されているため、便をスルッと出しやすくします。
錠数も、症状に合わせて、成人（１５歳以上）の場合、１回１錠から３錠と調節して使用することができます。
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コーラックの有効成分
ビサコジル
大腸を刺激して、腸のぜん動運動を促進し、便を押し出そうとする排便反射も刺激することで、便秘に効果をしめします。
大腸を直接刺激するので、服用によりおなかが痛くなることがあります。
コーラックⅡの有効成分
ビサコジル
大腸を刺激して、腸のぜん動運動を促進し、便を押し出そうとする排便反射も刺激することで、便秘に効果をしめします。
ジオクチルソジウムスルホサクシネート（DSS）
便に水分を浸透させることで、便を柔らかくして膨らませ、肛門付近で固くなってしまっているような便秘に効果をしめします。
コーラック、コーラックⅡの注意点
コーラック、コーラックⅡの注意点は、以下の４つです。
- 服用によりお腹が痛くなることがある。
- 錠剤が胃で溶けてしまい効果がでないことがあるので、牛乳や制酸剤を飲んでから1時間以内の服用は避ける。
- コーティングが剥がれてしまうので、錠剤をかんだり、つぶしたりせずにそのまま服用する。
- コーラックⅡは最初は１錠から使用し、症状にあわせて飲む量を調節する。
コーラック、コーラックⅡともに、大腸を刺激する成分ビサコジルが配合されているため、服用によりお腹が痛くなることがあります。
お腹が痛くなることを避けたい人は、大腸を刺激することのない、非刺激性の便秘薬を選んでください。
コーラック、コーラックⅡの錠剤は、胃で溶けず腸で溶けるように作られています。
胃の中のｐＨは、胃酸の影響で通常は酸性になっています。
逆に、腸の中のｐＨは、腸液の影響で通常はアルカリ性になっています。
これを利用して、コーラック、コーラックⅡには、酸性では溶けず、アルカリ性の環境では溶けるようなコーティングが施されています。
しかし、牛乳や制酸剤を飲んでしまうと、胃の中がアルカリ性に近づき、コーラック、コーラックⅡのコーティングが溶けてしまう可能性があります。
そのため、少なくともコーラックの服用前後１時間は、牛乳や制酸剤を同時に飲まないでください。
また、錠剤をかんだり、つぶしたりしてしまうと、同じくコーティングがはがれてしまい、効果がでなくなるおそれがあります。
コーラックⅡには、ビサコジルとジオクチルソジウムスルホサクシネート（DSS）の２種類の有効成分が入っており、最初から多く服用してしまうと、効きすぎるおそれがあるので、最初は１錠から服用して、便秘の症状に合わせて、錠数を調節してください。
今回の記事が、皆さんの商品選択の参考になれば幸いです。
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