難聴児子育て

人工内耳にトラブル発生【ダイレクト交換】

人工内耳プロセッサーにトラブルがあり、ダイレクト交換対応になりました。

コクレア社が新しい人工内耳プロセッサーを病院に送り、病院がそのプロセッサーにマップを入れ、家に郵送してくれました。

今週はマッピングに行ってきたので、その内容についてもブログにまとめようと思います。

人工内耳にトラブル発生

基本的には、寝ているときとお風呂に入るとき以外は、嫌がらずに人工内耳プロセッサーをつけてくれるはるぴーですが、たまに自分で外すことがあります。

人工内耳をつけ始めた生後8ヶ月、9ヶ月の頃は、握る力や引っ張る力が弱かったはるぴーですが、1歳を超えた辺りから力が強くなってきて、その気になれば簡単に人工内耳を外せるようになりました。

今では人工内耳を外して遊ぼうとすることがたまにあります。

そんなときは5分くらい人工内耳を外して、別のおもちゃで遊んでもらうようにします。

そのおもちゃに夢中になって、人工内耳への興味が薄れてきたタイミングで人工内耳を再度つけるようにしています。

はるぴーが人工内耳を自分で力強く外せるようになったことが原因かはわかりませんが、いつもと同じようにプレイマットのうえで遊んでいるはるぴーの肩のあたりをみると異変を感じました。

なんと、人工内耳プロセッサーの電源のオンオフやマップを変えるときに使用する銀のボタンが取れてなくなっていました。

かなり焦りました。

慌てて病院に電話をしたら、いつも担当してくださる言語聴覚士の先生がすぐに電話に出てくれたので少しほっとしました。

ボタンが取れてなくなってしまったことを伝えると、ダイレクト交換対応になると言われました。

ダイレクト交換とは、不具合のある人工内耳プロセッサーをコクレア社に送ることで、代わりにコクレア社から別のプロセッサーが送られてくるサービスのことをいいます。

新しいプロセッサーに今使っているマップのデータを入れてもらう必要があるので、コクレア社から病院に製品を送ってもらい、病院から家に郵送でプロセッサーを送ってもらいます。

電話してから5日で新しいプロセッサーが家に届きました。

コクレア社宛の返送用封筒もそこに入っていたので、不具合のあるプロセッサーをそれに入れて送り返しました。

ちなみに、人工内耳プロセッサーを使いはじめて3年間はメーカー保証があるため、基本的には無償交換となるそうです。

メーカー保証が切れたあとも、人工内耳の修理は、補装具費支給制度の対象となるため、原則1割負担で済むそうです。

最初、人工内耳プロセッサーのボタンが取れたときは、もしかして高い修理代を請求されるのではないかとヒヤヒヤしましたが、無償交換だったのでほっとしました。

本当にありがたいです。

マッピング

今週はマッピングをしに、病院に行ってきました。

まず、聴覚支援学校でのCORの結果を言語聴覚士の先生に渡して見てもらいました。

学校では、25dBくらいから音に気づきはじめているかもしれない、35dBは確実にきこえていると言われていました。

言語聴覚士の先生によると、人工内耳を装用しはじめて5ヶ月目くらいの乳幼児の中では、よくきこえているほうと言われました。

大きな音を嫌がったり、装用を嫌がることも基本的にないので出力が高すぎるというわけでもないようです。

装用時間も1日平均で9時間で、同じ月齢の子と比較すると長い方らしいです。

今回も人工内耳プロセッサーをパソコンにつなぎ、音への反応があるかどうかを見てもらいながらマッピングをしてもらいました。

マッピング後は、聴力測定をしてもらいました。

結果は、30〜35dBの音の大きさで反応がありました。

30dBは、ささやき声で喋ったときの音の大きさに相当するそうです。

ちなみに、静かな部屋ではるぴーにささやき声で話しかけると反応します。

マッピングの後は、人工内耳の再手術の際の全身麻酔で起こり得るリスクと注意点について、麻酔科の先生に説明をききにいきました。

内容は、前回の両側人工内耳手術を受けたときとほとんど同じでした。

前回受けた麻酔科の先生の説明の詳細はこちらをみてください。

手術前に風邪などの感染症にかかってしまうと手術が受けられなくなることがあるので、風邪をもらわないように気をつけたいと思います。

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ゆう

薬に含まれる有効成分オタクで、どのようなメカニズムで薬が効果を示すか勉強することが好きです。 2016年薬学部卒業後、調剤併設型ドラッグストアで薬剤師として勤務しています。 薬を使う必要性や注意事項など、わかりやく紹介していきます。

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