病院の先生にお願いしていた身体障害者手帳と特別児童扶養手当の診断書が病院から届いたので、今日は市役所にそれらの申請に行ってきました。
書類の作成には3週間くらいかかると言われていたのですが、思ったより早く、2週間弱で手元に郵送で書類が届きました。
今回は、聴覚支援学校後のことから今日市役所に書類申請に行くまでのはるぴーの様子と診断書の先生の見解についてまとめています。
聴覚支援学校後のはるぴーの様子
聴覚支援学校で、手話で絵本の読み聞かせをする際のアドバイスを先生からいただいたので、それを参考にして読み聞かせの仕方を工夫して、はるぴーも喜んでくれています。
先生のアドバイスとは、手話で絵本を読み聞かせる際に、はるぴーの五感にもっと訴えかけるようにすることです。
例えば、絵本で野菜をトントンと切る場面が出てきた際は、はるぴーの腕や足を野菜に見立ててトントンすることで、より五感に訴えかけることができるようになります。
はるぴーは生後5ヶ月になり、両手で色んなものを握って口元に持っていって確かめるようになりました。
両手で握って遊べるおもちゃがあればいいなと思い1つおもちゃを買ったので紹介したいと思います。
9コのなめ心地&噛みごたえ 両手でなめたりかんだり
興味津々に両手で握って、舐めたり口の中に入れたりして遊んでくれています。
ちょっと機嫌が悪いときでも、口の中に入れると落ち着くようで、おしゃぶり代わりにもなります。
話は変わりますが、私が普段車で移動する際には、好きな音楽をききながら運転することが多いです。
はるぴーを乗せてドライブしていたときにふと、はるぴーにも曲をきかせてあげたいなと思いました。
はるぴーは残念ながら、音楽やその歌詞を補聴器をつけてもちゃんとききとることが難しいです。
ただ、手話ではるぴーに歌を歌うことで、歌の内容とリズム感をはるぴーにも伝えれるのではないかと思いました。
そこで、家に帰ったらさっそく手話辞典をひき、「いぬのおまわりさん」を手話に訳すことにしました。
手話を勉強しはじめてからまだ1ヶ月くらいなので、はじめて知る単語も多かったですが、1曲まるごと手話に訳せたので、実際にはるぴーに歌ってみました。
下手くそな手話でしたが、妻にはリズム感も伝わってきてすごく良いとほめられ、はるぴーも真剣にみてくれてたのでうれしかったです。
絵本同様に、手話歌も繰り返し何度も歌うことができるので、楽しみながら手話の反復練習をすることができることに気づきました。
新しい曲にいくつか挑戦することで、私の手話の語彙力も格段に上がったように思います。
現在、「もりのくまさん」や「やぎさんゆうびん」などの童謡や「ビリーブ」「翼をください」などの合唱曲、「アンパンマンのマーチ」など、合わせて11曲を、手話歌でできるようになっています。
連続で何曲も歌うと、さすがのはるぴーも飽きて見てくれなくなるので、2〜3曲歌ったら一旦やめるようにしています。
ちなみに、You TubeやTikTokで「手話歌」と調べると、色んな手話歌をきけるので、見るだけでも勉強になります。
身体障害者手帳・特別児童扶養手当の診断書
前回病院に行った際に、身体障害者手帳と特別児童扶養手当の診断書を先生にお願いしていました。
書類が出来上がるのに、3週間程度かかると言われていましたが、実際には2週間弱で手元に郵送で届きました。
少しでも早く市役所に提出したかったので、ありがたかったです。
病院での検査結果は、ABRが両耳105dB無反応、BOAも無反応、CORでも500Hz、1000Hz、2000Hzで100dBスケールアウトでした。
ABRは眠っているときに音を聞かせて、脳波がどのように変化するかで聴力を測定する検査です。
BOAやCORは、意識がはっきりしているときに実際に色んな音を鳴らして、その反応をみる検査です。
100dBは、車のクラクションに相当する音の大きさです。
身体障害者手帳の聴覚障害の等級の基準は以下のようになっています。
1級
該当なし
2級
両耳の聴力レベルがそれぞれ100デシベル以上のもの(両耳全ろう)
3級
両耳の聴力レベルが90デシベル以上のもの(耳介(じかい)に接しなければ大声語を理解し得ないもの)
4級
1.両耳の聴力レベルが80デシベル以上のもの(耳介(じかい)に接しなければ話声(わせい)語を理解し得ないもの)
2.両耳による普通話声(わせい)の最良の語音明瞭度が50パーセント以下のもの
5級
該当なし
6級
1.両耳の聴力レベルが70デシベル以上のもの(40センチメートル以上の距離で発声された会話語が理解し得ないもの)
2.一側耳(そくじ)の聴力レベルが90デシベル以上、他側耳(そくじ)の聴力レベルが50デシベル以上のもの
はるぴーの検査結果的には、2級に該当すると思うのですが、先生の書いた診断書には、3級相当と書かれていました。
自治体によっては3歳までは3級までしか認めてくれないところがあるらしく、言語聴覚士の先生いわく、私が住んでいる市は基本的には3歳までは3級だと言われていました。
0歳から2級の手帳がとれる自治体もあるので、少し不公平感を覚えます。
念のため、市に電話で確認したら、「等級の認定は県が判定するため市ではお答えできません」と言われました。
県にも電話をして、「聴覚障害で3歳未満で2級の判定がでた方はいますか?」と尋ねると、「年齢で区別はしていませんが、年齢が低い場合正確な聴力判定が難しいため等級が低く出る場合があります」と解答されました。
県の担当者の方には、3歳未満で2級の判定が出た人がいるかいないかを答えてほしかったのですが、何度か質問を変えて尋ねてもちゃんとは答えてくれず、結局濁されてしまいました。
病院の先生には、特別児童扶養手当の診断書も書いていただきました。
診断書の予後の欄に、現時点で重度難聴であり正常聴力に戻る可能性は低いと書かれていたのをみて、少し落ち込みましたが、その後、はるぴーの障害のありのままをちゃんと知って、はるぴーのためにできることをするんだと気持ちを切り替えました。
特別児童扶養手当は、障害の程度によって、市から年3回手当が支給されます。
物価の変動に合わせて、毎年支給額が変わりますが、2023年度の月額の支給額は以下の通りです。
1級 53,700円
2級 35,760円
ここで言う1級、2級は身体障害者手帳の等級とは異なり、1級が身体障害者手帳の2級相当、2級が身体障害者手帳の3級に相当します。
身体障害者手帳交付前でも、申請することができ、必ずしも手帳の等級に沿って手当の支給が決定されるわけではありません。
今日の実際の市役所での動きとしては、まず市民課で特別児童扶養手当の申請に必要な戸籍謄本を取り、障がい者支援課で身体障害者手帳の申請を行い、家庭支援課で特別児童扶養手当の申請を行いました。
3つの課に行かなくてはならず、それぞれの課で待ち時間が発生することが予想されたので、開庁まもない時間めがけて市役所に行きました。
その甲斐もあり、待ち時間少なく割とスムーズに手続きを終えることができたと思います。
まだ申請しただけで、身体障害者手帳の等級や手当の支給が決定したわけではないので、実際に決定するまではドキドキです。
身体障害者手帳は、出来上がるまでに1〜2ヶ月、特別児童扶養手当は結果がでるまで2〜3ヶ月かかるようです。
補聴器の補助の申請に身体障害者手帳が必要なので、できるだけ早く手元に手帳が届き、はるぴーに補聴器を買うための申請を行いたいです。
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