難聴児子育て

難聴児の教育の選択肢について

今回、普段より難聴小学生を支援されており難聴児教育の多くの経験をお持ちの先生のお話をきく機会がありました。

子どもが小学生になった時に、親としてどのようなことができるか、どのような進路に進むのがその子によってより良いかということを常に考えてしまいます。

この記事では、先生の講話を拝聴し、私が思ったことをまとめようと思います。

はじめに

まず、先生が話し始めた際にされたことは、空調を最大にし、俯きがちに少し早口で小声で、デフリンピックについての話題を話すということでした。

私は、講義室の中ではどちらかというと後方の席に座っていたということもあり、正直、とても聴き取りづらかったです。

聞こえづらかったワードや聞こえなかったワードに関しては、自分なりに類推をしながら、何とか先生が話されている内容についていくことができたように思いますが、非常に集中力を使わされましたし、最初の数分だけでも話をきくことが非常に疲れました。

先生がまず、我々に体験してほしいと思われたことは、地域の小学校に通うようになり何の支援もなかった場合、先生が話している内容や友達が話している内容が聴き取りづらい環境、つまり上記のような環境に学校にいる間、常にさらされているんだということだと思います。

講義室でデフリンピックの話をきいていた僅か数分の間でも、聴き取りづらい環境下で話をきくことに非常に疲弊しましたが、もしこの話が1時間続いたとしたら最後まで集中して聴き続けることは難しかったと思います。

なので、もし同じような環境下もしくはそれ以上に騒音のある環境下で、情報支援のない状態で、国語や算数などの授業を最初から最後まで集中して聴き続けることは、少なくとも私には無理だと思いました。

進路について

難聴児が小学生になったときには、大きく分けて2つの教育の選択があると思います。

障害のニーズに合わせた教育、もしくはインクルーシブ教育を受けさせるかのどちらかです。

障害のニーズに合わせた教育とは、一人ひとりの障害に応じた支援をしてもらいながら教育を受けられる場所のことで、単に聴覚だけに障害がある場合だと、聴覚特別支援学校に通うこととなり、聴覚だけでなく知的障害や肢体不自由などの複合障害がある場合、特別支援学校に通う場合もあります。

やはり、障害のことを先生方がしっかり把握をしてくれ、適切な支援を受けながら教育を受けられるということが最大のメリットであり、親としても通わせていて安心感があります。

特に我が家の場合、0歳から聴覚支援学校にお世話になっており、今も保育相談部に通っているので、よく知った先生方からよく知った場所で教育を受けることができるので、どのような教育を受けることができるのかが何となくですが想像できます。

聞こえにくさで理解されなくて困るということがほとんどないかなと思います。

保育相談部で仲良くなったお友達ともいっしょに学ぶことができると思います。

地域の小学生に入学した場合は、通常学級に通う場合と、通常学級にも通いながら通級指導を受けに聴覚支援学校通う場合や地域の小学校に難聴学級を作ってもらう場合があると思います。

地域の小学校に入学した場合でも、どのような選択肢をとるかは非常に難しいと思います。

まずは、通常学級だけで問題がないか試して、難しそうだったら支援を受けたいと考えたくもなりますし、相反するようですが、まずは、支援がある中で小学校生活をはじめてもらいたいという気持ちもあります。

難聴学級申請をして、実際に難聴学級の開設の許可が出るまでには、市町村によって異なりますが、一般的にある程度時間を要するようですし、予算の関係で許可が下りないケースもあるようなので、可能な限り予算の枠が決まる前に早め早めに手を打っていくことが大切なようです。

難聴学級を開設してもらい、途中で閉級してもらうことも可能なので、地域の小学校に通わせる場合は、難聴学級の申請依頼をかけたいと思っています。

ただし、難聴学級の担任となる先生は、必ずしも専門知識がある先生ではありません。

つまり、きこえに対して適切な配慮をしてくれる先生が担任になるかどうかはわからないということです。

先生からの配慮が不十分で、自分からどのような配慮が必要かを伝えるのが苦手な子は、聴覚支援学校へ通級指導を受けにいくほうが良いかもしれません。

将来を見据えて

子どもがいつまでも小さくて可愛かったらどれだけよいかと思いますが、子どもも成長して、教育を受けた後は社会に出て仕事をすることになると思います。

様々な職業になる可能性がある考えると、聴覚障害のある人たちだけで働くというのは難しいと思います。

基本的には、健聴者といっしょに働くこととなると思っています。

ということは、自分の障害について説明する力を身に着ける必要があると思います。

どの教育を受けた際にその力を一番身につけられるかは、正直わかりませんし、子どもの性格にもよるとは思います。

ただし、聴覚支援学校に18歳まで通い、今まで当たり前のように配慮があった環境から、そうでない環境に飛び込み、しかもお金を貰うようになるとなると、相当負荷がかかるのではないかと思ってしまいます。

小学校や中学校など健聴者と過ごしながら、トラブルにも見舞われながら、耐性をつけて社会に出るほうがギャップが少ないのではないかと思います。

ただし、聞こえにくさ故に、地域の小学校や中学校に馴染めないまま、集団の中にいるだけになってしまうと、人間関係の構築もできず、社会に出た際に苦労することになる可能性もあると思います。

一番大切なことは、本人の思いかと思うので、本人の性格も鑑みながら決めていければなと思います。

結局は自分にとって一番幸せだと感じられるような選択を自分自身で選択できれば、本人的にはあまり過去を悔いることにはならないのではないかと思います。

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ゆう

薬に含まれる有効成分オタクで、どのようなメカニズムで薬が効果を示すか勉強することが好きです。 2016年薬学部卒業後、調剤併設型ドラッグストアで薬剤師として勤務しています。 薬を使う必要性や注意事項など、わかりやく紹介していきます。

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