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最近、めまいがしたり疲れやすかったりなどの症状はありませんか?
もしかしたら、貧血かもしれません。
食事で鉄分をしっかりとれている自信がありますか?
今回は、不足しがちな鉄、葉酸、ビタミンB12を摂れ、貧血に1日1回で効く市販の医薬品、ファイチを紹介させていただきます!
この記事では、めまいや疲労感などの症状があり、貧血かも?と思っている方向けに、ファイチの特徴、有効成分、注意点について薬剤師ゆうが解説していきます。
ファイチの特徴
ファイチの特徴は、以下の5つです。
- 吸収のよい溶性ピロリン酸第二鉄を主成分とし、効果的に酸素の運搬にかかわるヘモグロビンを造り、貧血を改善する。
- 赤血球を造るのに必要な葉酸とビタミンB12がバランスよく配合されている。
- 鉄の味やニオイがしないようにコーティングされている。
- 腸で溶けるため、胃で食べ物などの影響を受けづらく吸収されやすい。
- 1日1回の服用で効く。
ファイチには、医療用の医薬品にも使われる有効成分、溶性ピロリン酸第二鉄が配合されています。
溶性ピロリン酸第二鉄はそのままでは吸収されにくいですが、小腸にたどり着くと、そこに存在する酵素の力によって還元され、鉄として小腸から体内に吸収されやすくなります。
鉄はヘモグロビンの原料となり、鉄を摂取する量を増やすことで、ヘモグロビンの量を増やすことができます。
ヘモグロビンは、肺から全身に酸素を送り出すはたらきをする赤血球の中に存在するたんぱく質です。
ヘモグロビンが不足をすると、全身に十分に酸素を運ぶことができず、貧血の症状を引き起こしてしまいます。
また、赤血球を造るための製造工程に、葉酸やビタミンB12が必要になります。
ファイチには、鉄だけでなく、葉酸やビタミンB12も含まれるため、赤血球とヘモグロビンの両方を造ることができます。
鉄自体には、特有の味やニオイがしますが、ファイチは、錠剤自体にフィルムコーティングがされているため、服用時に、鉄特有の味やニオイを感じません。
鉄は、小腸で吸収される前に、胃の中で食べ物などにより影響を受けてしまい、小腸での吸収できる量に影響がでることがあります。
ファイチは、胃では溶けず、腸で溶けるようにコーティングされているため、胃での食べ物などによる影響を回避することができます。
また、服用回数も1日1回でよいので、1日に何度も飲む必要がなく便利です。
8歳以上は1回1錠、成人(15歳以上)は1回2錠を服用します。
8歳未満は服用しないでください。
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ファイチの有効成分
ファイチに含まれる有効成分は、3種類あります。
溶性ピロリン酸第二鉄
ヘモグロビンを作り、貧血を改善するはたらきをします。
ヘモグロビンは、肺から全身に酸素を送るはたらきをする赤血球の中に存在するたんぱく質で、不足してしまうと、貧血の原因となってしまいます。
シアノコバラミン(ビタミンB12)
シアノコバラミンは別名ビタミンB12ともいわれます。
これは、赤血球を造るのに必要な原料の一つです。
赤血球とは、肺から全身に酸素を送るはたらきをしたり、体内の二酸化炭素を外に排出するはたらきをする役割を担い、その大部分はヘモグロビンというたんぱく質が占めています。
葉酸
これも、シアノコバラミンと同様に、赤血球を作るのに必要な原料の一つです。
ファイチには、これらの3種類の有効成分がバランスよく配合されているため、1日1回服用するだけで、貧血症状の改善が期待できます。
ファイチの注意点
ファイチの注意点は、以下の4つです。
- 貧血の症状が改善しても、身体に鉄が貯まるまでに時間がかかるので飲み始めてから4~6か月程度は続けて服用する。
- 牛乳やヨーグルトなどアルカリ性のものを同時に服用すると、錠剤が胃で溶けてしまい効果が落ちることがある。
- 2週間程度服用しても、症状の改善が感じられない場合は服用を中止して、医師、薬剤師又は登録販売者に相談する。
- 服用により、便秘や下痢を引き起こすことがある。
ファイチは、服用開始から、少なくとも4カ月~6か月程度は続けて服用する必要があります。
血液中の鉄の量がある程度多くなってくると、貧血自体の症状は改善しますが、症状が改善してすぐに服用を中止してしまうと、体の中に鉄のストックが全くないため、すぐにまた貧血の症状が出てくる可能性があります。
そのため、貧血の症状が治っても、鉄を摂り続けて、体の中に十分に鉄を貯蔵する必要があります。
ファイチは、腸で溶けるように錠剤がコーティングされています。
胃の中のpHは、胃酸の影響で通常は酸性になっています。
逆に、腸の中のpHは、腸液の影響で通常はアルカリ性になっています。
これを利用して、ファイチには、酸性では溶けず、アルカリ性の環境では溶けるようなコーティングが施されています。
しかし、牛乳やヨーグルトといったアルカリ性のものを多く同時に摂取してしまうと、胃の中がアルカリ性に近づき、ファイチのコーティングがはがれてしまうことがあります。
コーティングがはがれてしまうと、鉄分が食べ物などによる影響を受けてしまい、その吸収が低下してしまう可能性があります。
そのため、ファイチ服用の前後2時間は、牛乳やヨーグルトを摂ることは控えたほうが良いです。
また、2週間程度服用しても、症状が改善しない場合は服用を中止して、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
貧血だと思っていた症状が、実は別の原因で起こっている場合があります。
また、医療用で使われる鉄剤の量に比べると、その量は少ないため、貧血の程度によっては、効果が十分に得られない場合もあります。
体質によっては、鉄によって下痢や便秘の原因になる場合があるので、注意してください。
今回の記事が、皆さんの商品選択の参考になれば幸いです。
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