![](https://phynosh.com/wp-content/uploads/2022/10/2b7ddf1274a0186ac9adc36cbf4cce94-544x306.png)
皆さんは、食事をした後に、ずっと食べ物が胃の中に残って苦しかったという経験はありませんか?
そのような症状がでる場合、胃の運動が低下したことによって起きることがあります。
イラクナは、弱った胃の運動量を高め、胃もたれ、胸やけに効果を示します。
この記事では、少し食べるだけで胃に残って苦しいといった症状で悩んでいる方向けに、イラクナの特徴、有効成分、注意点について薬剤師ゆうが解説していきます。
イラクナの特徴
イラクナには、主に3つの特徴があります。
- 少量でも食べきれない、ずっと食べ物が胃にある感じがするような胃もたれや胸やけを治す
- 弱った胃の動きを活発にして、胃の不快症状に効く
- 胃の運動機能低下の治療に使用される医療用成分「イトプリド塩酸塩」を日本で初めて市販化した製品である
イラクナは、胃の運動を活発にすることで、胃の中に残った食べ物をより早く腸へ送り出すはたらきを助けます。
そのため、少し食べるだけですぐお腹がいっぱいになるような症状や、食べた後ずっと胃の中に食べ物があるような感じがする胃もたれ、胸やけに効果を示します。
弱った胃の動きを活発にするので、胃の不快症状にも効いてくれます。
胃の運動機能低下の治療に使用される医療用成分としてイトプリド塩酸塩は使用されてきました。
今までは、医療用としてのみ使われていましたが、イラクナはこの医療用成分のイトプリド塩酸塩を日本で初めて採用した市販薬です。
胃の弱り度チェック
以下の症状のうち、心当たりのある症状がある方は、イラクナが効果的である可能性があります。
- 最近、ストレスを感じることが多い
- 睡眠、食事等の生活習慣が乱れがちである
- 食べ飲み過ぎてもないのに胃がズーンと重い
- 食後ずっと胃の中に残っている感じがする
- 症状が良くなったり悪くなったりを繰り返す
- 目に見える異常はないが胃の調子がよくない
イラクナの有効成分
イラクナには、以下の有効成分が配合されています。
イトプリド塩酸塩
イトプリド塩酸塩には、主に2つの胃に対する作用があります。
1つ目の作用として、胃の運動を活発にするホルモンであるアセチルコリンの量を増やし、胃もたれ、胸やけなどの症状を和らげるといった作用があげられます。
2つ目の作用として、吐き気を抑える作用があり、吐き気による胃の不快症状を和らげます。
イトプリド塩酸塩は、これらの2つの作用により、胃の運動が弱ったことによって起きる胃もたれ、胸やけに効果を示します。
イラクナの注意点
イラクナには、主に4つの注意点があります。
- 原因不明の体重減少、繰り返す嘔吐、血便(黒いタール状の便)発熱などの症状がある人は服用しない
- 胃腸薬、乗り物酔い薬、鼻炎用内服薬、かぜ薬といっしょに服用しない
- 妊娠中、授乳中は服用しない
- 長期連用しない
イラクナは、原因不明の体重減少、繰り返す嘔吐、血便(黒いタール状の便)発熱などの症状がある人は服用してはいけません。
それらの症状がでている方は、市販薬では対応できない可能性が高いため、一度病院受診してください。
また、胃腸薬、乗り物酔い薬、鼻炎用内服薬、かぜ薬といっしょに服用しないでください。
イラクナの作用が強く出たり、逆に弱くなったりする可能性があります。
イラクナは、妊娠中、授乳中は服用しないでください。
また、長期連用しないでください。