難聴児子育て

MRI検査

今日はMRI検査を受けに、病院に行ってきました。

今回が人工内耳手術の前の最後の検査となりました。

また、手術にあたり、麻酔科の先生からの説明を受けました。

初めてのMRI検査

前回の病院受診の際、先生から出来るだけはやく人工内耳手術を受けることを薦められました。

手術のためには、心電図や血液検査などいくつか検査が必要で、MRI検査だけまだ受けれていなかったため、今日その検査に行ってきました。

はるぴーは、まだ生後7ヶ月でじっとして検査を受けることは難しいため、眠らせて検査を受けます。

そのため、MRI検査の1時間前にトリクロリールシロップという検査のための眠り薬を服用しました。

はるぴーは、これまでも色々な検査を受けてきたため、トリクロリールシロップは何度も服用してきました。

トリクロリールシロップ自体は、割と甘いシロップなので、好きなお子さんも多いらしいのですが、はるぴーは大嫌いなシロップです。

いつも嫌がりながらも、ちゃんと飲んでくれるはるぴーでしたが、今回は器用に吐き出したり、身体をねじったり反ったりさせてかなり抵抗しました。

看護師さんは「味が前よりもよく分かるようになったり、力が強くなったりして成長したんだね〜」と言いながら、少しずつ口にシロップを流し込んでくれました。

多少、トリクロリールシロップを吐き出してしまったはるぴーですが、その後、母乳を飲んて無事に眠りに落ちてくれました。

ちなみに、もしトリクロリールシロップでうまく眠れなかった際は、坐薬を追加で投与してもらうことになります。

眠ったはるぴーを連れて、MRIの受付をしているときにふと、隣で受付をされている方を見ると、なんと人工内耳をつけた患者さんでした。

お年を召された男性の方でした。

その方は、人工内耳をつけて、受付の方と流ちょうな日本語で会話をされていました。

そして、受付の方に、検査の際に人工内耳のプロセッサーを外したら全くきこえなくなることを自分の言葉でしっかりと説明されていたのがとても印象的でした。

はるぴーも人工内耳手術を受けた後は、様々なところで、自分の耳のことについての説明を自らする必要が出てくることを再認識させられました。

自分にとって必要な支援は何か、また必要のない支援は何かを自らの口から発信して、相手にわかってもらう練習、つまり、セルフアドボカシーの練習をはるぴーには少しずつでいいからしてもらいたいなと思います。

はるぴーは、トリクロリールシロップを飲んで、ぐっすり寝てくれたと思っていたのですが、MRI機器に技師さんがはるぴーを固定してくださっている際に起きて泣いてしまいました。

ただ、抱っこをしたら安心してすぐまた寝てくれました。

技師さんが、空気で膨らます柔らかい固定するためのベッドを用意してくれ、その上だと最後まで眠ったまま検査をすることができたので良かったです。

今日撮ったMRIの結果については、手術の前日に説明があるそうです。

MRIの結果も良好で、耳の神経に何も異常がないことを祈ります。

麻酔科の先生からの説明

MRIの検査の後は、麻酔科の先生から手術の際の麻酔の説明を受けました。

人工内耳の手術中は、痛みを感じないようにしたり、ストレスを感じないようにしたりする目的で全身麻酔がかけられます。

酸素と麻酔ガスの出るマスクをつけ、そのガスを吸わせることで眠らせ、その後は手術の時間に合わせて、点滴で麻酔が効く時間をコントロールするようです。

全身麻酔中は、どうしても薬の影響で呼吸が弱くなるので、口から気管に管を入れ、人工呼吸で呼吸を維持するとの説明でした。

気管に管を入れるので、その影響で一時的にのどの痛みや声のかすれが出ることがあるそうです。

また、薬の副作用やお腹が空いた状態で急に飲食物を摂取することにより、吐いてしまうことがあるそうです。

麻酔からさめた後は、吐いたものによる窒息や誤嚥には十分に気をつける必要がありそうです。

麻酔からさめて1時間くらいは、寝ぼけて包帯を外そうとしたり、傷口を触ろうとしたりなどの行動を起こしやすいらしいので、それをしないように注意深く観察する必要もありそうです。

手術前に感染症にかかってしまうと、中耳炎などを起こし、手術ができなくなるので、感染症にかからないようにと、麻酔科の先生からも念押しされました。

様々な感染症が今流行っているので、本当に気をつけないといけないなと思います。

次に病院に行くと、いよいよ入院です。

はるぴーの手術が終わるまでは、本当にドキドキです。

まずは、手術が無事に終わり、いつものはるぴーの笑顔が見られることを願っています。

最後に、入院中にはるぴーのそばにいて、はるぴーのことを見守ってくれる相方を紹介したいと思います。

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ぬいぐるみのレオナルド君です。

レオナルド君の顔をみると、はるぴーはいつも笑顔になります。

入院中は、ずっとはるぴーのそばにいて、はるぴーの笑顔を引き出してくれると思います。

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ゆう

薬に含まれる有効成分オタクで、どのようなメカニズムで薬が効果を示すか勉強することが好きです。 2016年薬学部卒業後、調剤併設型ドラッグストアで薬剤師として勤務しています。 薬を使う必要性や注意事項など、わかりやく紹介していきます。

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