難聴児子育て

春から新しい生活が始まります。

今は月に1度、聴覚支援学校に行き、個別相談を受けているはるぴーですが、今年の春からは聴覚支援学校の保育相談部に入学することが決まりました。

4月からは、週に3回、聴覚支援学校に通い、コミュニケーションの基礎やことばの素地を作っていくことになります。

今回は入学にあたり、面接と入学説明会を受けに聴覚支援学校に行ってきたので、その内容をまとめようと思います。

面接

春から保育相談部で学ぶにあたり、面接を受ける必要があったので、聴覚支援学校に行ってきました。

まず、面接の日には、学校のエントランスで写真を撮っていただきました。

この写真は、入学式の時に同級生みんなに配られて、各々の生徒の顔を覚えるのに役立たせることになるそうです。

聴覚支援学校に通う子どもは、聞こえに障害をもつ子どもであるため、先生方が生徒に写真や絵を見せて、これからどこに行くか、どの先生のところに行くか、何をする予定かなどを、視覚的に伝えることをよくするそうです。

面接の順番は、願書を受け付けた順で、願書受付日の早めに願書を聴覚支援学校に出しに行ったため、はるぴーの面接の順番は2番目でした。

面接室に呼ばれるまでは、親子はプレイルームで待機します。

面接の時間は、5分くらいで、面接官は4人いらっしゃいました。

まず最初に面接官の方々が順番に自己紹介をしてくださったのですが、その際にはるぴーが自己紹介をしている面接官のことをじっと見て、自分のことを目力でアピールをしていたのに驚きました。

面接官の方も、自己紹介をしているときに、真剣にみてくれるからうれしいと言っていました。

感染予防のため、面接官の方々は皆、マスクを着けていらっしゃったのですが、はるぴーは誰が話しているかがしっかりとわかっているようでした。

今は片耳だけしか人工内耳を装用していないので、音の方向感覚はわからないはずですが、それでもちゃんと誰が話しているかがわかっていたので感心しました。

はるぴーは人に興味を持ち、人の表情をよく見る子どもだと思います。

面接官からは、誰が主に子どもと一緒に学校へ連れてくるのか、家から学校までの通学時間はどれくらいかなど、簡単な質問をされ、最後に不明なことはないかどうかきかれました。

終始和やかに面接が進んでいったのでよかったと思います。

はるぴーも面接中、しっかりと面接官の顔を集中してみて、偉かったと思います。

よく頑張ったね、はるぴー!

入学説明会

春から保育相談部で学ぶにあたっての説明を、面接から1週間後に、聴覚支援学校にききに行きました。

面接の日は、夫婦で来られているところもあったのですが、入学説明会は、うち以外はお母さんのみで来られていました。

我が家も一緒にはるぴーと通学するのは、妻といっしょになることがほとんどになるとは思いますが、私が行く日もあると思い、我が家は説明会に夫婦で行くことにしました。

春になると、入学式があり、それからは午前に週3回、聴覚支援学校に通うことになります。

そのうち2回がグループで学ぶ日で、残りの1回は個別指導の日です。

はるぴーがお友達と上手に遊べるのか、親としてはドキドキします。

お友達が嫌がるようなイタズラはしないようにしてね、はるぴー!

どちらかといえば、はるぴーよりも早く生まれた子のほうが多いので、少し先の月齢の子に刺激を受けながら、いっしょに成長して、社会生活に必要な土台を作っていってくれればうれしいと思います。

入学後は、月に1回身体測定があるそうです。

1歳になると、0歳のときほどの急激な身長・体長の増加はないと思いますが、毎月の身体測定でどれくらいはるぴーが成長したのかを知るのは楽しみです。

また、月に1回、心の健康相談の日があるそうです。

やはり、聴覚に障害があると、健聴の子と比べると色々と聞こえに課題が出てきて、成長とともに悩むことも増えていきそうなことが予想されます。

毎月、メンタル面もフォローしてもらえるような仕組みがあるのは、心強いです。

保育相談部は、はるぴー本人だけの学びの場ではなくて、子どもと保護者にとっての学びの場だそうです。

そのため、保護者が子どもとどのような関係性を築いていくのがよいかということを学ぶ場になると思います。

聴覚支援学校では、音声言語だけではなく、簡単な手話を用いて理解語を増やす取り組みを通じて、保有する聴力を最大限活用するように働きかけてくれるそうです。

学校でも聴力測定をし、補聴器の子どもはその調整をしてくれるそうです。

ただし、人工内耳のマッピングは学校ではせず、病院でしてもらうことになります。

絵本や料理、行事などの楽しい活動を通じて、耳だけでなく調和のとれた発達を促してくれるそうです。

春からは忙しくなりますが、より充実した日々が送れそうな気がします。

はるぴーも聴覚支援学校で適切な支援を受けることで、より早くことばの表出が起きるようになると思います。

春から頑張ろうね、はるぴー!

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ゆう

薬に含まれる有効成分オタクで、どのようなメカニズムで薬が効果を示すか勉強することが好きです。 2016年薬学部卒業後、調剤併設型ドラッグストアで薬剤師として勤務しています。 薬を使う必要性や注意事項など、わかりやく紹介していきます。

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