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皆さんは、つらい水虫に悩まされてはいませんか?
また、水虫はぶり返しやすい症状の1つです。
かゆみなどの症状が消失して、治ったと思っても、しぶとい菌が生き残っていてまた症状が再発する場合がよくあります。
今年こそ水虫をしっかり治したいという方には、殺真菌成分ラノコナゾールが配合されたピロエースZシリーズがおすすめです。
3種類の剤形があり、様々な水虫の症状に対応することができます。
今回は、今年こそ水虫を治したいと思っている方向けに、ピロエースZシリーズの特徴、剤形の違い、有効成分、注意点について薬剤師ゆうが解説していきます。
ピロエースZシリーズの特徴
ピロエースZシリーズには主に、以下の3つの特徴があります。
- 殺真菌成分「ラノコナゾール」が配合され、優れた殺菌力で水虫の原因菌である白癬菌を撃退する
- 高い浸透・貯留力があり、薬剤が角質層の奥まで届き、留まることで1日1回で優れた効き目を発揮する
- 水虫の症状に合わせて、軟膏、クリーム、液の3種類の剤形から商品を選択することができる
ピロエースZシリーズには、軟膏、クリーム、液の3種類の剤形がありますが、すべての剤形に共通して殺真菌成分ラノコナゾールが配合されています。
ラノコナゾールは、エルゴステロールと呼ばれる、水虫の原因菌である白癬菌の細胞膜の元となる成分の合成を抑制する有効成分です。
細胞膜を合成できなかった白癬菌は、自身を維持することができないため、死んでしまいます。
すなわち、ラノコナゾールは優れた殺菌力により、水虫の原因菌である白癬菌を撃退します。
また、ピロエースZシリーズには、高い浸透・貯留力があるため、白癬菌が潜む角質層の奥まで薬剤が届き、とどまります。
そのため、1日1回使用するだけで、1日中優れた効き目を発揮してくれます。
ピロエースZシリーズには、軟膏、クリーム、液の3種類の剤形が存在するため、水虫の症状に合わせて剤形を選択することができ、様々なタイプの水虫の症状に対応することが可能です。
剤形の使い分け
ピロエースZシリーズには、軟膏、クリーム、液の3種類の剤形があり、それぞれ以下の特徴があります。
軟膏 | クリーム | 液 | |
おすすめの症状 | ジュクジュクしみる | 皮がむけてふやける | カサカサかゆい |
剤形の長所 | 薬剤を塗ったときしみにくい | 伸びが良く、べとつかず塗りやすい | 乾燥した患部に使いやすい |
剤形の短所 | 伸びにくく、べとつきやすい | 患部に塗ったときにしみることがある | ジュクジュクした患部には使いづらい |
有効成分 | ラノコナゾール 二次感染予防成分 抗炎症成分 | ラノコナゾール 二次感染予防成分 抗炎症成分 かゆみどめ成分2種 | ラノコナゾール 抗炎症成分 かゆみどめ成分3種 |
ピロエースZ軟膏
ワセリン基剤のしみにくい剤形のため、少しの刺激でもしみやすい患部におすすめの商品です。
患部に塗る際に伸びにくく、べとつきやすいといった特徴がありますが、汗などをかいても簡単に薬がとれにくいといったメリットもあります。
かゆみ止め成分が配合されていないため、かゆみが強い水虫に対しては、クリームか液がおすすめです。
ピロエースZクリーム
皮がむけてふやけているような水虫の症状の方におすすめの商品です。
かゆみ止め成分が2種類配合されているため、かゆみの症状がある方にもおすすめの剤形です。
軟膏と比べるとしみやすいです。
伸びが良く、べとつきにくく患部に塗りやすいですが、汗などをかくと、クリームが汗と一緒に流れてしまうことがあります。
ピロエースZ液
かさかさしてかゆい水虫の症状の方におすすめの商品です。
かゆみ止め成分が3種類配合されており、かゆみに対する効果が高く、乾燥した患部には液体がしみこみやすいです。
逆にジュクジュクした患部に対しては、液体がはじかれうまく成分が浸透しない場合や使用時にしみる場合があります。
ピロエースZシリーズの有効成分
ピロエースZシリーズの軟膏、クリーム、液には、配合されている有効成分が少し違います。
ピロエースZ軟膏の有効成分
ピロエースZ軟膏には、3種類の有効成分が配合されています。
ラノコナゾール
水虫の原因菌である白癬菌のエルゴステロール合成を抑制します。
エルゴステロールは細胞膜の元となる成分で、これがないと白癬菌は自身を保つことができず、死に至ります。
イソプロピルメチルフェノール
雑菌の増殖を抑えることで、二次感染を予防します。
グリチルレチン酸
抗炎症作用をもつ有効成分で、患部の赤み・かゆみを和らげるはたらきがあります。
ピロエースZクリームの有効成分
ピロエースZクリームには、5種類の有効成分が配合されています。
ラノコナゾール
水虫の原因菌である白癬菌のエルゴステロール合成を抑制します。
エルゴステロールは細胞膜の元となる成分で、これがないと白癬菌は自身を保つことができず、死に至ります。
イソプロピルメチルフェノール
雑菌の増殖を抑えることで、二次感染を予防します。
グリチルレチン酸
抗炎症作用をもつ有効成分で、患部の赤み・かゆみを和らげるはたらきがあります。
上記3成分は、軟膏と共通の成分です。
クリームには、これに加え、新たに2つの有効成分が配合されています。
l-メントール
患部に冷感を与えることで、かゆみをやわらげます。
刺激性があるので、使用時にしみる場合があります。
クロタミトン
患部に軽い刺激を与えることで、かゆみをおさえます。
ピロエースZ液の有効成分
ピロエースZ液には、5種類の有効成分が配合されています。
ラノコナゾール
水虫の原因菌である白癬菌のエルゴステロール合成を抑制します。
エルゴステロールは細胞膜の元となる成分で、これがないと白癬菌は自身を保つことができず、死に至ります。
イソプロピルメチルフェノール
雑菌の増殖を抑えることで、二次感染を予防します。
グリチルレチン酸
抗炎症作用をもつ有効成分で、患部の赤み・かゆみを和らげるはたらきがあります。
l-メントール
患部に冷感を与えることで、かゆみをやわらげます。
刺激性があるので、使用時にしみる場合があります。
上記4成分は、クリームと共通の成分です。
液には、二次感染予防成分のイソプロピルメチルフェノールの代わりに、かゆみ止め成分が配合されています。
クロルフェニラミンマレイン酸塩
かゆみの原因物質であるヒスタミンのはたらきを抑えることで、患部のかゆみをおさえます。
ピロエースZシリーズの注意点
ピロエースZシリーズの主な注意点は、以下の4つです。
- 軟膏にはかゆみ止め成分が入っていないため、かゆみを抑える効果は期待できない(液、クリームはかゆみどめ成分配合)
- 液、クリームは、使用時にしみる場合がある
- 液には、二次感染予防成分が入っていない(軟膏、クリームは二次感染予防成分配合)
- 液は、ジュクジュクした患部に使用すると、薬剤がはじかれてうまく成分が浸透しないことがある
軟膏にはかゆみ止め成分が配合されていないので、かゆみの症状が強い方には、液またはクリームがおすすめです。
ただし、液やクリームは、使用時にしみる場合があるので注意してください。
液には、二次感染予防成分が配合されていないので、二次感染に注意して、患部をよく洗うようにしてください。
軟膏やクリームには、二次感染予防成分が配合されていますが、過信せず患部を清潔に保つように心がけてください。
液は、カサカサした患部に対しては、しみこみやすく成分が奥まで浸透しやすいですが、ジュクジュクした患部に使用すると、薬剤がはじかれてうまく成分が浸透しないことがあるので注意してください。
水虫治療の注意点
水虫は、薬を使用するだけでなく、日常生活においても注意が必要です。
特に、以下の6点に注意してください。
- かゆみなどの症状がなくなった後も、約1ヵ月間は、根気よく治療を続ける必要がある
- 水虫の増殖を抑え、二次感染を防ぐため、患部をよく洗い清潔に保つ
- 薬剤を塗布した後、患部にふれた手や指もしっかり洗う
- 入浴後や、スポーツなどで汗をかいたあとはしっかり患部を乾燥させる
- 靴、靴下、スリッパ、浴室のマットなども清潔に保ち、感染に注意する
- 靴のむれは水虫の温床になるため数足を毎日順番にはきかえるよう心がける
水虫治療を開始すると、比較的すぐにかゆみなどの自覚症状が消失します。
ただし、水虫の原因菌である白癬菌はしぶとく、簡単には白癬菌が潜む角質層から消失しません。
そのため、かゆみなどの症状がなくなった後も、最低でも1か月間は、根気よくピロエースZシリーズの使用を続けてください。
患部表面での水虫の増殖を抑え、新たな二次感染を防ぐためにも、患部をよく洗い清潔に保つように心がけてください。
また、薬剤を塗布した後、患部にふれた手や指もしっかり洗うようにしてください。
入浴後や、スポーツなどで汗をかいたあとは、しっかり患部を乾燥させるようにしてください。
靴、靴下、スリッパ、浴室のマットなども清潔に保ち、感染に注意してください。
洗えるものは、こまめに洗いましょう。
靴のむれは水虫の温床となるため、靴は数足用意し、それらを毎日順番にはきかえるように心がけてください。
この記事が皆さんの商品選択の参考になれば幸いです。
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