春から始まる新生活にむけて、新たに補聴器機としてロジャーを購入することを決めました。
ロジャーを使うことで、騒音下や遠くの距離からの声もより聞き取りやすくなります。
今回の記事では、ロジャー購入の流れと使った感想についてまとめていこうと思います。
ロジャーとは
人工内耳や補聴器を使用する難聴者にとって、背景雑音のある場所や離れた距離でのコミュニケーションは一般的に苦手とされます。
学校や幼稚園・保育園では、そのような環境下にさらされる場面が大いにあり、難聴児にとって、騒音のある場所や相手が遠くにいる場合、どのようにスムーズに相手とコミュニケーションをとるのかが課題となります。
その課題の解決の手助けになるのが、ロジャーです。
ロジャーは、人工内耳や補聴器にワイヤレスで直接音声を届けることで、騒音下や離れた距離での語音認識を改善してくれる機器です。
ロジャーにもいくつか種類がありますが、学校や幼稚園・保育園での使用に最も適した教育用のロジャーであるロジャー タッチスクリーン マイク 3を購入することにしました。
ロジャー購入の流れ
ロジャーはこれから始まる新生活において役立つ存在になってくれることは間違いないのですが、非常に高額です。
話者の音声を届ける送信機(ロジャー タッチスクリーン マイク 3)が209,000円(税込)、信号を受信する人工内耳用の受信器が2個(両耳)で92,400円(税込)であわせて301,400円(税込)します。
身体障害者手帳を持っている場合、ロジャーが特例補装具として認められ、補装具費支給制度の対象となる場合があります。
通常の補聴器や人工内耳だけでは、騒音下や離れた場所での聞き取りが困難であり、教育や日常生活に著しい支障があると専門医の意見書等により認められると支給が決定し、1割負担で購入することができるようになります。
まずは市役所から補装具費支給申請書と医師意見書(指定様式)をもらい、その後、普段かかっている病院の先生に意見書を書いてもらい、補聴器店からロジャーの見積書とカタログをもらいます。
申請書を記載し、意見書と見積書を用意して、役所に提出することで、支給の可否が判断されます。
支給が決定すると、役所から支給決定通知書と支給券が家に届くので、補聴器店にその旨を伝え、実際の商品を発注してもらいます。
あとは予約した日に補聴器店へ支給券を持っていき、商品代の1割分のお金をお支払いして購入します。
ちなみに、幼児の場合、自治体や診断書の記載のされ方によっては、支給の許可が下りない場合がありますので、その点は留意する必要があります。
ロジャーの設定
ロジャーの初回使用時には、人工内耳につけた受信器との機器接続設定を送信器側からする必要があります。
機器接続モードにして、受信器と10cmくらい近づけてペアリングします。
接続に成功すると、コクレアの人工内耳の場合、LEDインジゲーターが青色に点滅するので、それで正常に接続できたかを確認することができます。
ちなみに、私は上記の機器接続に手間取って自分でうまく設定できなかったので、病院でのマッピングの際に言語聴覚士の先生に設定をお願いしました(汗)
ロジャー使用時に、ロジャーからきこえる音の割合と人工内耳のマイクから拾った音との出力の割合を50:50にマッピングの際調節してもらいました。
ロジャー使用時はロジャーから音声が入る分、周りの音が入りにくくなるので、その点は注意が必要になりそうです。
ロジャーの使用感
マッピングが終わり病院から出た後、商業施設のフードコートでご飯を食べたのですが、その際に早速ロジャーを使ってみました。
4人がけの正方形のテーブルでロジャーを机に置いて話しましたが、普段よりよくきこえてそうだったのでよかったです。
向かいの席に座っていたお母さんの声もよくきこえており、楽しく食事ができました。
ロジャーがなくても大抵の場合、外食の際、指示は伝わるのですが、一度言っただけだと伝わってないなと思うこともあり、何度か繰り返して伝えることもあります。
アンパンマンミュージアムなど室内で騒がしく反響音なども多い場所に過去に遊びに行った際は、とても聞き取りづらそうにしていたので、その時ロジャーがあったらもっと子どもとのコミュニケーションを楽しめたんだろうなと思います。
言語聴覚士の先生からは園での使用がメインにはなるとは思うけれど、日常生活でも使っていってロジャーの使用に慣れていってねと言われました。
例えば、走行中の車の中で、前方の席と後方の席では、ロジャー無しではなかなかスムーズにコミュニケーションを取り合うのは難しいと思います。
そんなときにロジャーを使ったらいいと教えてもらいました。
これから適した場面では積極的にロジャーを使っていこうと思います。
充電池の補助
ロジャーの助成金の申請をした際に、人工内耳のバッテリーの助成金の申請もしました。
日常生活用具給付等事業という市町村の行う支援制度により、自己負担額が1割で用具を購入することができました。
自治体によって、人工内耳の充電池が給付の対象となる市町村とそうでないところがあるので、自分の自治体が該当するのか確認する必要があります。
私が住んでいる市では、ボタン電池又は充電池及び充電器のどちらか1品目が対象となるため、充電器の助成依頼をすることにしました。
充電池に関しては、医師の意見書は不要で、見積書・カタログと人工内耳の装用者カードを申請書とともに提示すれば受け付けてもらえました。
見積書とカタログについては、コクレア社に電話して助成金の申請をする旨を伝えれば数日で郵送で家に送ってもらえました。
自治体から給付が決まったタイミングでコクレア社にも連絡がいき(自治体によって異なる場合がある)商品が発送されます。
1割分の代金の請求書も届くので、コンビニ等で代金を支払い、自治体からもらった給付券をコクレア社に郵送で送れば手続きは完了です。
助成金の申請が出来るのが3年毎のため、もう少し早めに助成金の申請をしておけばよかったと少し後悔しています。
とはいえ、助成してもらえるのは非常にありがたいです。
通常の使用方法でバッテリーは3年程度使えるようなので、大切に使っていきたいと思います。
おわりに
難聴児である息子がこども園で楽しく過ごせるのか、友だちができるのか親としてとても心配しています。
ただ、こども園で出会う子の中にはきっと仲良くなれる子がたくさんいるのではないかとも実は思っています。
健聴の子とトラブルになったり、分かってもらえないこともあるかとは思いますが、最終的には誤解を解いて仲良くなれる能力が息子にはあると私は信じています。
もちろん心配なので、園にはちゃんと園生活を充実して過ごしているか、何回も先生や本人にきくとは思いますし、必要に応じて介入することもあるかと思います。
ロジャーによる機器支援も受けながら、はるぴーがみんなと仲よく園生活を過ごしてくれることを心から願っています。
春からの新生活、ドキドキするね、はるぴー!