聴覚支援学校で運動会がありました。
はるぴーは1種目、競技に参加しました。
子どもたちが一生懸命頑張っている様子を近くで見ることができて感動しました。
運動会
最近、雨の日が多く、運動会当日の天気がどうなるか心配していましたが、無事晴れてくれたのでよかったです。
日差しこそ強いものの空気が乾燥してカラッとしており、日陰の部分や風がふくと涼しく気持ちよかったので、絶好の運動会日和だったと思います。
はるぴーは他の1歳児、2歳児のこどもさんたちといっしょに1種目、競技に参加しました。
バナナを求めて海を越え、山を越え、最終的にバナナの木にたどり着き、その木に実るバナナをとる冒険をします。
はるぴーも他のお子さんと同様に、お母さんと手をつなぎながら、一生懸命歩いて、障害物を乗り越えて行く姿にとても感動しました。
海原を乗り越え(先生がブルーシートをパタパタしてくれている)、山々を越え(段ボールでできた山の絵がかいてあるハリボテが置いてある)、バナナの木からバナナを自分の手で(高いのでお母さんに抱っこしてもらいながら)とることができて、はるぴーは達成感でいっぱいだったと思います。
その後、手に持ったバナナを1発でフックにかけてお家にそのバナナを飾ることができました。
冒険のあとは、みんなで「アイアイ」を曲に合わせて踊りました。
楽しそうにニコニコしながら踊るはるぴーをみて、私もビデオ撮影をしながら思わず笑みがこぼれてしまいました。
楽しそうに踊るってなかなかできることではない気がします。
すみません、親バカです。
最後は校長先生からがんばったご褒美にプレゼントをもらいました。
家に帰って中身をみてみると、シャボン玉セットでした。
素敵なプレゼントをもらえてうれしいです。
保育相談部で集合写真も撮りました。
はるぴーが一生懸命がんばっている姿にとても感動しましたが、他のこどもさんたちのがんばりにも感動しました。
幼稚部の子どもたちが先生の方を一生懸命みて、曲に合わせて、旗を振ったり、上げ下げしたりしている姿をみて感動しました。
はるぴーが3才になったときにあんなことができるようになっていたらと勝手ながら姿を重ね合わせているうちにうるっときました。
もちろんどんなはるぴーでもかわいくて大好きなことにはかわりないのですが、はるぴーができることがどんどん増えていく様子をみるのは親としてうれしいことです。
また、中等部、高等部の生徒さんの徒競走では、近隣の一般校の生徒さんも交えて競技が行われていました。
聴覚支援学校の生徒が勢いよく一般校の生徒を抜かし、1着でゴールする様子をみれてうれしかったです。
その光景をみて、難聴者も情報格差さえなければ、健聴者と同じ条件で競い合うことができるということにあらためて気付かされました。
親としては、どのように聴覚支援をしていくのか考えて、子どもをサポートするのかが永遠の課題になりそうです。
はるぴー自身も自分でどのような支援をしてほしいのかということを上手に相手に伝える練習を小さいときからしていくべきかと思います。
そのような伝える技術を磨くとともに、やはり同じような境遇であまり語らずともわかり合える仲間の存在も大切にしてほしいです。
聴覚支援学校の運動会をみにいって、卒業生で運動会をみにきている方の多さにも驚かされました。
個人的に思った要因としては、学校に思い入れがある、同じ境遇の人と会うことでリフレッシュできる、手話コミュニティの団結力の強さなどがあるのかなと思いました。
健聴者の数と比べると難聴者、ろう者は圧倒的少数だと思いますが、だからこそ学校に自分の居場所、いた場所という感覚があるのではないかと思います。
また最近、「サイボーグとして生きる」というアメリカ人の人工内耳装用者が書いた本を読み、手話コミュニティの強さへのうらやましさと聴覚を再び手に入れたにも関わらず孤独感を感じる著者の心情を知り、少し複雑な気持ちになりました。
米国での話ですが、日本にも共通する事例だと思います。
また、最近のフィナンシャル・タイムズで、米国民の3分の1以上が常に孤独感があるという記事をみました。
SNSなどで誰かとインターネットで繋がるのがどんどん容易になってきていますが、それと反比例するように、孤独感を感じる人が日本でも増えていくような気がします。
話が途中からかなり脱線してしまいまいました。
要するに、はるぴーには日々楽しく今もこれからも過ごしてほしいと思います。
子どもたちや観覧者のために、色々と運動会の準備をしてくださった先生方には本当に感謝しています。
自分の子どもの運動会に参加するのは今回がはじめての経験だったこともあり、様々な発見と感動がありました。
はるぴーも運動会、がんばったね!
お疲れさま、はるぴー!